現在発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』4月号に10-FEET・TAKUMAが登場!落ち込んでても明日は来てしまうから、心に魔が差さないように、元気に楽しく陽気にとぼけて生きていかなくちゃいけないってことをかっこいいロックと一緒に伝えられたらなあって感じです
混沌を突き破る会心の一曲“アオ”について
インタビュー=古河晋 撮影=アミタマリ
来年にはバンド結成から、なんと四半世紀を迎える10-FEET。しかし驚くべきは、その活動歴の長さではなくて、彼らがこれだけの期間ずっと多くの人の中で、凝り固まった考えを揺さぶってくれたり、一緒に苦しさの深みに潜ってくれたり、何もかもバカみたいに笑い飛ばしてくれたりしながら、絶対に信じられるバンドであり続けていることだ。そして“ヒトリセカイ”“fin”に続いてドラマ『バイプレイヤーズ』シリーズとの3度目のタッグとなる新曲“アオ”は、“ハローフィクサー”以降の、より型に縛られなくなった自由なサウンドとともに、10-FEETが常に信じられるバンドである理由の王道ド真ん中を射抜く一曲である。「ウソ」という言葉が持つ、優しさも、狡さも、美しさも、醜さも、全て掬い取りながら、まっすぐ駆け抜けるように歌い上げられていることが、それを象徴している。なぜ今、この10-FEETの生き様そのものを凝縮したようなシングルが生まれたのかをTAKUMAに訊いた。(古河晋)
(『ROCKIN'ON JAPAN』2021年4月号より抜粋)