【JAPAN最新号】BE:FIRST、その強さとはなにか? 2時間に及ぶJAPAN初インタビューで迫る、7人が体現する「自己肯定の連鎖」、その画期的なあり方のすべて!

【JAPAN最新号】BE:FIRST、その強さとはなにか? 2時間に及ぶJAPAN初インタビューで迫る、7人が体現する「自己肯定の連鎖」、その画期的なあり方のすべて!

自分たちが正解になりたいわけではなくて。ただ好きなものを好きって言えたり、みんな自分に正直になれる世界を、自分たちが音楽を通して作っていけたら(LEO)

現在発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』7月号にBE:FIRSTが登場!

BE:FIRST、その強さとはなにか?
2時間に及ぶJAPAN初インタビューで迫る、7人が体現する「自己肯定の連鎖」、その画期的なあり方のすべて!

インタビュー=小栁大輔 撮影=Maciej Kucia


BE:FIRSTが生まれたオーディション番組「THE FIRST」を観ていく中で、強く実感することがあった。
それは、「音楽」を通したオーディションであると同時に、彼ら(結果、この7人が選ばれることになったわけだが)――自分の強みや弱み、これから広がる無限の可能性やこれまで選べなかった選択肢と向き合いながら、アーティストとしての人生を切り開いていこうとする若者たちによる、まだ名前のついていない「個性」と「人間性」を磨いていく過程をとらえた生々しいドキュメントだったのだなということだった。
そこには、回を重ねるごとにたくましくなり、ピュアに音楽を愛せるようになっていく彼らの姿があり、さらに、その荒削りな個性と人間性を磨き上げていく柔らかな研磨剤があり、それはつまり、自分を愛すること、自分の可能性を信じ抜くこと――言うなれば、今このきつい時代においてどこかしこで取り沙汰される「自己肯定」そのものだったのではないか。そして、僕たちは、その過程を見つめながら、今なお自分の中に眠る可能性と出会い、どこかでしっかりと「癒やされて」いっていたのではないか。番組を観終わって、僕が感じたのはそんなことだった。

BE:FIRSTは「今」、この時代に生まれるべくして生まれてきたアーティストなのだと思う。何も持っていなかった若者たちが、その才能を肯定できるようになりながら、無限のカタルシスを生み出していく。その過程にこそ、僕たちを今、本当の意味で鼓舞する、本質的なエンターテインメントがあるのではないか――。そして、僕は7人にインタビューのオファーをさせてもらった。

7人は、7人それぞれの色を持っている。しかし、その色と個性は曲によって、あるいは、ライブの瞬間瞬間によって、変幻自在に変化し、7人を覆う空気の膜のようなものの色合いを変えていく。素晴らしいのは、そうした7人の個性が、決してぶつかり合うことなく、すっと鳴るかのようにスムーズに、7つの層として重なり合い、ひとつの生命体として目の前に現れてくることだ。それは、どこか奇跡的な現象だと僕は思うが、今回インタビューをさせてもらって、7人がその素晴らしさに未だどこか無意識的であるところに大きな希望があると思った。このピュアなる戦士たち、BE:FIRSTはそのままでいい。そして、7人だけの空気感をまといながら迷いなく突き進んでいってほしい。そんな生き方にこそ、今という時代が求める、新たなエンターテインメントの鍵が埋まっている――そんなふうに思えて仕方がない。
長いインタビューになったが、7人は真正面から、懸命に応えてくれた。SKY-HI・日高光啓も同席してくれ、僕とともに7人の言葉を的確に引き出してくれた。この場を借りて感謝したい。
JAPAN初の、BE:FIRSTインタビューである。この7つの才能が、多くの読者に届くことを願う。(小栁大輔)

(『ROCKIN'ON JAPAN』2022年7月号より抜粋)



  • 【JAPAN最新号】BE:FIRST、その強さとはなにか? 2時間に及ぶJAPAN初インタビューで迫る、7人が体現する「自己肯定の連鎖」、その画期的なあり方のすべて! - 『ROCKIN'ON JAPAN』2022年7月号

    『ROCKIN'ON JAPAN』2022年7月号

  • 【JAPAN最新号】BE:FIRST、その強さとはなにか? 2時間に及ぶJAPAN初インタビューで迫る、7人が体現する「自己肯定の連鎖」、その画期的なあり方のすべて! - 別冊JAPAN JAM 2022

    別冊JAPAN JAM 2022

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