テレビCMソングにもなった “めちゃくちゃ好きな人を愛すように世界を愛して!”に、高校野球の応援ソングとしてこれまでとは違うフィールドに挑戦した “ずっと好きだから”、そして2年前から形を変えてついに完成した “ダーリン”、ねぐせ。では初となるなおや(G)作の “デイズ”。ちゃんと「ロックバンド」をやれるんだっていうところをしっかりと見せたい。もっとかっこよくなりたい
最新EP『愛と哀のファイト!』に収録されたバラエティ豊かな4曲は、それぞれの個性を存分に発揮しながらもねぐせ。がロックバンドとしてガチッと固まったいい状態にあることを物語っている。バンドの成長を詰め込んだパワフルなサウンド、今までになくストレートに思いを注ぎ込んだ歌詞、そしてねぐせ。が歌い続けているものを思いっきり端的に示したタイトル。武道館ワンマンを経て自信を深めた彼らの姿がとても頼もしく映る一作だ。今年、ここまでの彼らは貪欲に挑戦を続けてきたが、その挑戦は確かに力となって、今のねぐせ。を力強く後押ししている。
インタビュー=小川智宏 撮影=YUKI KAWASHIMA
(『ROCKIN'ON JAPAN』2024年9月号より抜粋)
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