【JAPAN最新号】パーカーズ、ハッピーが溢れて止まらない! ラブソングも応援歌もすべての人に寄り添うポップスを届ける笑顔はじける4人の個性に迫る!
2024.07.30 12:00
バンドの顔を担うのはフロントマンだ。有名なバンドでもボーカル以外の名前はわからないなんてこともザラにあるだろう。
でも、パーカーズは違う。
3ギター+1ドラムという異色の構成だが、ライブを観れば一発でメンバー全員の姿が忘れられなくなる。ボーカルギターの豊田賢一郎とギターのねたろがそれぞれ作詞作曲を担い、ナオキが印象的なギターフレーズを考え、ドラムのフカツがバンド全体を支えている。
まるで戦隊モノのヒーローのように4人でリスナーのもとに駆けつけて、それぞれの得意技で不安をやっつけて笑顔を取り戻してくれるチーム力を感じるバンドだ。それでいて、楽曲も4人の人柄も、こちらにひねくれる隙も与えないほどハッピーで溢れていて、パーカーズの音楽に触れて元気にならないほうが難しいくらいのポジティブなオーラを放っている。
待望のフルアルバム『POP STAR』は、「POPS日本代表」という彼らが掲げる看板が決して大風呂敷ではないことを証明している。
インタビュー=有本早季 撮影=小財美香子
(『ROCKIN'ON JAPAN』2024年9月号より抜粋)
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