「(図書館でのライブに対して)ポジティブな反応が返ってきて本当に嬉しかった。あんなにたくさんの人に届いたこともすごく嬉しかった。
だけどあの曲で歌われていることが、たくさんの人にとって共感できることで、しかも、指摘すべき問題であったという事実はすごく悲しいことだと思った」
一瞬にして世界の、日本の私たちの心を奪ってしまったLA出身の4人組、ザ・リンダ・リンダズ。11歳のミラ(Vo/Dr)、ミラの姉ルシア14歳(Vo/G)、2人の従姉妹のエロイーズ13歳(Vo/B)、親友のベラ16歳(Vo/G)によるこのパンク・バンドが、5月に図書館で、ミラの学校での体験を元に「人種差別、女性差別の男子へ」向けた“Racist, Sexist Boy”を披露して以来、トム・モレロなども大絶賛。
それ以前に、カレンOや、キャスリーン・ハンナなども支持していて、2019年のビキニ・キルの復活ツアーでは前座にも起用されている。
もう何度も書いているけど、日本のファンにとってさらに嬉しいのは、彼女たちがそのバンド名を日本の映画『リンダ リンダ リンダ』を観て、ザ・ブルーハーツの“リンダリンダ”が好きだったから付けたこと。現在(本稿執筆時)夏休み中だが、急激に人気が出たためTV、雑誌と引っ張りだこ。
かつ10代のキッズとしてやりたいこともあるだろうし、バンドのレコーディングもしたいだろうが、今回そんな貴重な時間を割いてもらうことができ、とうとうZoomで初対面した。想像以上にクールでキュートでスマートな4人に訊いた。(中村明美)
ザ・リンダ・リンダズの記事は、現在発売中の『ロッキング・オン』10月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。