不思議なバンドである。ビートは効いているが踊り出す気配はなし、呟くような男女ボーカルが重なり合って、メランコリックでひんやりとした空気を醸成していく。ROCKIN'ON 2009年12月号「UP&COMING」の写真を見て…
スヌープがオート・チューンを使って歌ってみせた“セクシュアル・イラプション”はある意味衝撃的だったが、その前作『エゴ・トリッピン』を最後にプライオリティへと移籍して臨んだのが本作。前作はテディ・ライ…
ポーティスヘッドが自身キュレーションのオール・トゥモローズ・パーティーズに招聘し、モグワイとのスプリット・カバーEPやNY前衛の鬼才グレン・ブランカとの共演など、局所で熱い支持を得るブリストルのデュオ。…
THE YELLOW MONKEYの特別公演、「メカラ ウロコ」。その全4公演がDVD BOXになった! 感涙! 96年の「メカラ ウロコ・7」、98年の「メカラ ウロコ・9」、99年の「メカラ ウロコ・10」、ラストライブとなった0…
デビューから1年、ようやく到着したPeaky SALTのフルアルバム。凄く自由にやりたい放題、バンドを心から楽しめている爽快な作品に仕上がった。彼らの場合、ユウが小学生の頃から歌謡曲を好んで歌を志したというと…
エフェクトがかかったノイズ交じりの音に、言葉が細かくちりばめられた意味深な“Gift”で幕を開けるCharaのニューアルバム。Charaが作詞作曲を全編手がけていて、落ち着いた、しっとりとした曲調が多い。音数少な…
今年9月にデビューしたPragueの2ndシングル。「新人」などという初々しい呼称は、彼らには全く似合わないことを強く実感した。タイトル曲“Light Infection”は、とにかく刺激的だし、フレッシュだし、かっこいい…
今年、「いいバンドだよね!」と、自分の周囲のエルレガーデンやストレイテナーにそこまで傾倒していない人たちにも、発見のように言われる機会が多かったNothing's Carved In Stone。そこには、彼らが、キャリア…
UKのヒップホップ・シーンは、グライムを含めユニークな進化をしてきたが、一方でUSに比べ女性MCの活躍が制限されてきたのも悲しい哉、事実である。女に必要以上の努力を強いる土壌は、必然的にミズ・ダイナマイト…
97年のデビューから5年間で3枚のマルチプラチナ・アルバムを叩き出したクリードが、解散から7年の時を経てオリジナル・メンバーで再結成、大規模な全米ツアーと新作リリースで完全復活を果たした。ポスト・グラン…
パーフェクト! 女性シンガーによるエレポップは2008年のトレンドのひとつだったが、それを締めくくるにふさわしい作品である。アップビートなディスコ・チューンからシンフォニックなシンセのレイヤーが美しいバ…
新作間近のハドーケン!やジーズ・ニュー・ピューリタンズ、あるいは2ndへの期待高まるケイジャンといった00年代後半のUKシーンを彩った新世代の担い手達さえも後景へと押しやりかねないさらなる新たな才能の台頭…
rockin'on2010年1月号のジョン・ポール・ジョーンズ・インタビューは彼の新バンド、このゼム・クルックド・ヴァルチャーズのプロモーションとして貰った貴重な時間だったのだが、関係各所に無理を言って調整しても…
何故DIR EN GREYがROCKIN'ON JAPAN12月号に掲載されたのかは、ロングインタビューに書かれていると思うので、楽曲にフォーカスすると……カッコいい! 以上。え、乱暴すぎないかって? いやいや、最も海外で活躍…
椎名林檎の活動十周年を挟んで、再始動する東京事変。新シーズンに向けての第一投が、この新曲“能動的三分間”である。タイトルそのままラン・タイムは3分きっかり。文字通りの3分ポップスなのである。曲調は林檎…
ファーストは、青い暴力性と十代離れした文学性を原石のままぶちまけたガレージアルバムだったが、このセカンドでは、それがオリジナルのロックンロールの文体として一気に確立。こりゃ凄え。 9曲中7曲は、日常的…
ポエトリー・リーディング寸前までメロディの高揚を抑えたモノトーンの歌い回しとマシン・ビートっぽいハイブリッドな質感のアンサンブル。15年前のセカンドフライの後悔から9・11までが不穏にカットバックされる…
カバーではない純粋な新曲で言えば『光』から2年。アルバムで言えばもうすぐ5年(!)だ。長かった。そして、銀杏BOYZがいない間、彼らに代わるような存在はやっぱり出てはこなかった。1曲目“ボーイズ・オン・ザ…
洋邦という区別自体はどうでもいいけれど、やっぱり洋楽ってまだまだすごい!というのが一番分かりやすく見えるのは、サウンドトラックの世界である。もう少し広く言えば映像に対するポップ・ミュージックの使い方…
ファースト・シングル“アイ・ラブ・カレッジ”で突然登場したのが、これまでにまったくない新しいタイプの白人ラッパーである、このアッシャー・ロス。ある意味で、白人・黒人という位置づけとはまったく無関係に…
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