なんか面白いのが出てきた。UKの4人組スワウンド!。この4人、本物の4兄弟という、それだけでも話題性ばっちりのバンド。何となくレコーディングしたデモ音源が何故かいつの間にかBBCのレディオ1で流され、…
何て頑固なバンドなんだ、と思う。ずっと気難しい顔して世界を毒づき続けていたら眉間の皺が消えなくなってしまった、みたいな風貌も味があっていい。おばちゃんのドラマーもいるし、実際若くない彼らは2000年代初…
正直、The Birthdayはこんなにも格好いいバンドで、チバユウスケはこんなにも素晴らしいロック・シンガーだったのかというアルバムである。今更何を言っているんだと思った方は、多分僕と同じことを感じて一層びっ…
新作まだかな……と首を長くしている間にぽこっとライブ音源が届いた。iTunesでリリースされた『天使のため息』完全再現(06年)が涙ものだったのだが、こちらも名盤になるだろう(ああ、このジャケ……)。96年か…
アコースティック・ギターで歌い出される繊細かつ壮大なバラード。愛を失った人が太陽の光を浴びて再生する。大づかみにいって、そのような内容の新曲である。大木伸夫の歌詞はイメージが奔放で、時に抽象的で難解…
エイモス・リーの3rdとなる今作。美しいコードと羽毛のように優しいギター、穏やか且つソウルフルなメロディは1stに戻ったような印象。が、1stとも2ndとも違うのは、彼の歌声がこれまでより力を帯びていること…
この夏の終わりに、しばらくの間、公での活動を休止すると宣言したYUI。オフィシャル・サイトのブログによると、地元の福岡に帰ったりしてリフレッシュしているようだ。そんな中、届けられたのが今作『MY SHORT ST…
ノルウェーから世界のブラック・メタル・シーンを震撼させ続けるサテリコンが、前作『ナウ、ダイアボリカル』(06年)に続く7作目のアルバムを完成。ドラムのフロストと、ボーカルと他のすべての楽器を操るサティ…
2年前、新垣結衣のキュートなダンスで話題になったポッキーのCM。そこで使われていたのがオレンジレンジの“DANCE 2 feat.ソイソース”で、キッチュな電子音と不可思議な歌詞が癖になる曲だったのだが、このシ…
シアトルのエモ/スクリーモの優良レーベル、トゥース&ネイルの所属アーティストが中心になって構成されたクリスマス・ソングのコンピレーション。クリスマスのコンピというとまさに去年のクリスマスに聴いていた…
もしもあなたがまだロックンロールに恋し続けているのなら、このアルバムは絶対に聴くべきだ。でないときっと後悔する。大ブレイクするから今のうちにチェックしとけ、なんていうせこい優越感のためではない。そん…
普通は「コンセプト・アルバム」とカテゴライズされる作品のほうが観念的だったり抽象的だったり重厚だったりするものだが、それこそ普段から観念的でコンセプチュアルな音楽に向かい続け『ファンクラブ』『ワール…
ずっとファンでいてよかった。一昨年のフジ・ロックでの待ち焦がれた23年ぶりの来日、そしてこの至上の傑作。あだ花と言われる80年代ニューウェイヴ勢の中で、キュアーはU2とは違う意味で別格であることを証明し…
ヒロト&マーシーは、嘘だ。作り物だ。だっておかしいでしょう、あんな40代中盤の日本人。体型だって、ヒロトの足とかルパンIII世みたいじゃないか。つまり、マンガなのだ。現実じゃないのだ。その現実じゃなさが…
ロックンロールの金太郎飴、マンネリズムのゴッドファーザー、十年一日どころか四十年一日。その呼び方はなんでもいいけれど、AC/DCのロックンロールはいっつもおんなじだと言われてきた。それが本当に正しいかど…
チャットモンチーの4ヶ月ぶりとなるニュー・シングルは初の亀田誠治プロデュースによるミディアム・テンポのナンバー。アッコが手掛けた詞は、煙草の煙をモチーフに、拠り所のない男女のあいだの揺れる気持ちを描…
06年の初演から実に200万人以上を動員、ラスベガス最大規模のミュージック・ショーとなった『LOVE』。今作は、ジョージ・ハリスンのアイデアが元になって実現したビートルズ×シルク・ドゥ・ソレイユ奇跡の共演の…
3rd、そして4th『Seeds of Rainbows』と近年は年1枚フル・アルバムをリリースしているdustbox(以前も毎年なんらかのアイテムはリリースしてきたが)。5作目のアルバムの完成である。今年は夏フェスもかなりの…
ちょっと信じられないようなポイントだらけのバンド。まずボーカルのエヴァが、透明感ある歌声を開かせたかと思うと、可愛い女子の風貌とは裏腹の破壊的なデスボイスで叫ぶ。新種のスクリーモかと思えば、思いっき…
時にUSインディーだったりポスト・ロックだったりする凸凹なサウンド・テクスチャーは相変わらずだが、それらが鮮やかな流線型を描いて鼓膜にするりと入り込んで、どこかファニーですらある空気感と同時に「本当…
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