アリーナツアーの余韻冷めやらぬうちにデジタルリリースされたライブアルバムで、追加公演「SEES」編から8月14日のさいたまスーパーアリーナ公演を収録。このスピード感こそがデジタルリリースのいいところだし、…
《走り続けて疲れた/どこだ/終着は/わからない》。そうなんだよ! いや、別に追いかけるのに疲れたということではない。12ヶ月連続リリースの第9弾である。お店だったらそろそろ閉店ありがとうセールの準備に取…
10周年プロジェクトの締め括りとして今年4月に開催された日本武道館公演「LiVE is Smile Always~Eve&Birth~『the Birth』」がライブ映像作品化。“往け”や“明け星”“GL”など最新曲群から“EGOiSTiC SHOOTER…
4年ぶりのアルバムである。しかもその4年は、当然ながらただ過ぎ去っていくだけの時間ではなかった。バンド自身にも世の中にも本当にいろいろなことが起き、多くのことが変わった。そこから少しずつ何かを取り戻し…
“Set you Free”以来となるシングル曲で、高校球児たちの泣き笑いを描き出した青春コメディ映画『野球部に花束を』主題歌。9月に公開されたMVでは、実に1997年の“Shangri-La”以来となる久々のメンバー出演(そ…
9月10日から開催中のデビュー25周年ツアー「ENTERTAIN」のタイトルナンバー“Entertain”。トラップのリズムに導かれる精緻なサウンドスケープが、《さあ Play the drums!》のコールとともにパワフルなバンドアン…
世の一流たちが3分かけてなんとか聴き手に届けようとするフックをものの1分で易々深く突き刺してしまう即効性と、あえて選んだシンプルな構造に仕込む幾多のギミックを最大限活かして成す中毒性。その2点こそ川谷…
sumikaが結成10周年を迎えると聞いて、まず率直に思ったのが、「まだ10年しか経っていない?」だった。いや確かに10年の足跡はくっきりと残されているわけだが、なんというか、sumikaの活動はとにかく濃密なのであ…
16年ぶりに友達に会えたような気持ちだ。変化や成長は見えるけれど、大切なところは、あの頃のまま。 9月9日、ELLEGARDENが16年ぶりの新曲“Mountain Top”を、その日に開催された10-FEET、BRAHMAN、マキシマム …
曲の冒頭から響く、美しく勇猛果敢なストリングスが導くのは、しかし壮大な勇者の物語ではなく、ひとりのちっぽけな人間が紡ぐ、憂いと問い。人間の悲しみを思い、誰も明確な答えは持ち得ないと知りながら、それで…
2020年にデビュー20周年を迎え、それに伴うリリースやツアーはあったけれど、オリジナルアルバムとしては実に5年ぶりの8枚目となる。2018年の“Sally”から、この間に配信した楽曲も収録した全10曲。大きな節目や…
去年リリースされた1stミニアルバムに『嘘だらけの日常の中で』と名づけたヤングスキニーにとって、「嘘」とは日々の中に当たり前のように浸透しているものなのだろう。彼らはその事実に苛立ち、面倒くささを感じ…
今や押しも押されもしない京都の雄、ROTTENGRAFFTYが約4年ぶりのフルアルバムを完成させた。2019年からバンドを支えてきた“ハレルヤ”で幕を開け、そのエネルギーを凌駕する勢いのアグレッシブな新曲“秋桜”へ。…
現在、結成10周年イヤーを駆け抜けているDISH//から届けられた今回の新曲は、メンバー4人も作曲に参加した清廉なバラードだ。北村匠海(Vo・G)が綴った「巻き戻せない日々を、今この瞬間を、まだ見ぬ明日へ繋いで…
このバンドが奏でるサウンドを聴くと踊りたくて堪らなくなるのは確かなのだが、心の中がざわつく感覚にもなるのがいつも面白い。たとえば今作の収録曲のひとつ“STARLET”は爽やかな曲として聴こえる面もあるもの…
規格的にはシングルだが、4曲並ぶと充実度の高い感情が浮かび上がる、「EP」とすら呼びたい一枚である。アジカンの青春と、森見登美彦作品主題歌三連作(“迷子犬と雨のビート”“荒野を歩け”)の主人公の青春と…
約4年ぶりのフルアルバムはDisc1に2022年に制作された7曲、Disc2に前作『ELEVEN PIECE』発売後にリリースされたタイアップ曲7曲を収録するという2枚組。これまでも自由に伸び伸びと今の自分たちにフィットする楽曲…
何これ、すごすぎ。と、馬鹿みたいな顔で聴き終えた瞬間に口走ってしまった。曲が始まった瞬間に聴こえてくるマーチングドラム、そのあとに聴こえてくるホーンの高らかな響きは、この新曲“SWAM”が、「ポカリスエ…
今年4月に2日間開催された、さいたまスーパーアリーナ単独公演の映像化。初回限定盤は2日間の模様のほか、副音声で「ACAね ライブ反省会 ソロ」を収録。通常盤は2日目のライブ本編を収録している。デビュー以来の…
1983年設立のレーベル「殺害塩化ビニール」の主宰者。猛毒、QP-CRAZYなどのバンドを率いるボーカリスト。2003年にプロレス団体666を興し、レスラーとして活動していた時期もある。以上、バカ社長ことザ・クレイジ…
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