(新しい)マスクは悪人をイメージしたものなんだ。そんなに悪人を求めてるなら俺がくれてやろう、本物の悪人を見せてやろう、というわけだ
もしもスリップノットというバンドが世に出ていなかったら、この20年間はメタル/ヘヴィ・ロックにとって、もっと退屈なものになっていたことだろう。ただ、危険な匂いを失うことなく、徹底的に過激でありながらメインストリームを脅かす実績をあげ続けてきたこのバンドが、このような存在になることを1999年のデビュー当時から予見できていた向きは少数派であり、むしろインパクト勝負の一発屋と見ていた人たちのほうが多かったと言わざるを得ない。そして今、バンドの顔であるコリィ・テイラーは、そうした否定的な視線が自らの動機を支えてきたことを真顔で認める。いや、真顔とはいっても彼は、『ウィー・アー・ノット・ユア・カインド』と題された新作発表に合わせて新調されたマスクを装着した状態ではあるのだが。
彼とのインタビューが行なわれたのは6月5日、英国はバーミンガムでのこと。メタルの聖地のひとつとして数えられるべきこの街で、彼らは同7日に開幕を控えていた欧州ツアーのリハーサルを実施していた。作品の制作背景などについて訊く前に、まずはその新たな「顔」について話してもらうことにしよう。(増田勇一)
コリィ・テイラーのインタビューはキッスが表紙巻頭の『ロッキング・オン』9月号に掲載中です。
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