現在発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』12月号表紙巻頭にback numberが登場!これが清水依与吏だ、これがback numberだと思われて死ぬのは絶対イヤだ!と思った。
だから、今はやらなきゃいけないことが明確なんです
「本当のback number」はここから始まる――
“水平線”“エメラルド”、そして『NO MAGIC TOUR』からの1年のすべてを語った、超ロングインタビュー
インタビュー=山崎洋一郎 撮影=ヤン・ブース
back numberの新曲“エメラルド”が放つ、メラメラと燃え上がるような熱量やギラギラと眩しいような鮮やかさは、一瞬で聴く者の耳を奪う力がある。
これまでの延長線上の曲のようでいて、実はまったく違う新しい何かを孕んでいると、一瞬で感じ取らせる何かがある。
楽曲自体は”高嶺の花子さん”、“スーパースターになったら”と同じ縦ノリ/四分打ちの黄金パターンで、メロディーはback number以外ではありえないほどど真ん中のback number節が全開、そして歌詞は官能的で艶めかしくてこれも実にback number的である。
でも、これまでの曲とは何かが大きく違うのだ。
そして、それは曲だけではなく、back numberというバンドそのものが抜本的に大きく変わった、ということを意味している。
back numberは生まれ変わったのだ。
そのすべてをこのインタビューで3人はありのままの言葉で語ってくれた。
ファンクラブツアーがコロナ禍で中断して、その後の自粛生活をしながらの曲作りの日々の中で、メンバーの心に大きな変化が生まれ、まったく新たな意識でback numberに向き合った、その証、“エメラルド”。
このままのback numberじゃ駄目だ、このままの自分たちじゃ駄目だ、と苦悩しながら巨大な壁を乗り越えて掴んだ新境地。
back numberの歴史の転換点を言葉で目撃してください。(総編集長 山崎洋一郎)
(『ROCKIN'ON JAPAN』2020年12月号より抜粋)