コンセプチュアルな『ハウス・オブ・ゴールド・アンド・ボーンズ』二部作の後でジム・ルートが「残念ながら俺には身体がひとつしかないんだよ」と至極当然なコメントとともにスリップノットに専念したことは、スリ…
2014年にLAで結成されたエレクトロ・ポップ・バンドのレイニーが、幾つかのEPを経て完成させたデビュー・アルバム。ポール、レス、ジェイクのメンバー3人は最近までアパートで共同生活しており、多くの楽曲がその…
マンチェスター爆破事件の被害者救済イベントとして、アリアナ・グランデが呼びかけ開催された「ワン・ラヴ・マンチェスター」。卑劣なテロに対する世界のメッセージと団結を象徴するイベントとなった、そんなOLM…
1分を切った快速パンク・ロック“トラック・ファスト”で幕をあける9作目のアルバム。『トラブル・メーカー』というタイトルは、前身となるオペレーション・アイヴィーから数え、約30年をバンドとして、ミュージシ…
今夏サマソニの舞台に立つことが決定しているフェニックスの、4年ぶり通算6枚目のアルバム。譲歩することなくインディー・ポップ・バンドとしての作家性を花開かせてきた彼らは、『ウルフガング・アマデウス・フェ…
これは文句なしにカッコいい。昨年のサマソニ来日時にも話題となり、2年連続の出演が決定。 11月の初のジャパン・ツアーも大盛況となった韓国のバンド=ヒョゴである。2014年にデビューするなり瞬く間に国民的バン…
カルヴィン・ハリス 『ファンク・ウェーヴ・バウンシズ Vol.1』 6月30日発売 2017年2月のシングル“スライド feat. フランク・オーシャン&ミーゴス”に始まったと言えるカルヴィン・ハリスの最新フェーズ『ファ…
2016年のツアー『第三パラダイス』の映像作品。このツアー、ABEDON監修の下、全箇所で映像を撮って、それを彼が編集してライブ1本ごとにインスタグラムにアップしていたし、全会場にカメラが入っていたし、素材は…
ポスト・ダブステップ的なエレクトロニカからよりフロア・コンシャスなテクノに大きく接近した前作『チャンス・オブ・レイン』が高い評価を受けたローレルの4年ぶり3作目。今作までの間にミニ・アルバム『イン・シ…
アルバムに先駆けて発表されたシングル2作“ビリーヴァー”と“サンダー”では、イマジン・ドラゴンズといえばこれ、というクラップや太鼓によるプリミティヴで高揚感溢れるリズム、そして力強いシンガロングをフ…
『Friends Again』というアルバムタイトルからワクワクせずにはいられない、シャムキャッツの2年3ヶ月ぶりのフルアルバム。夏目知幸(Vo・G)はエレキからアコースティックギターに持ち替え、菅原慎一(G・Vo)は…
テイラー・スウィフトやロードなど女性シンガーたちの信頼が厚いファン.のギタリスト、ジャック・アントノフのソロ・プロジェクト、ブリーチャーズのセカンド。3年前の『ストレンジ・デザイア』は80年代ニュー・…
チャットモンチーの橋本絵莉子と、People In The Boxの波多野裕文が結成したデュオの1stアルバム。うん、ほがらか。朝陽のように暖かく、全体的に家っぽい空気に包まれている。毎日の暮らしを気ままに切り取った橋…
レディオヘッド 『OK コンピューター OKNOTOK 1997 2017』 6月23日発売 20年後の名作にして問題作。オリジナルマスターテープからのリマスターは、音源の細部に至るまで明瞭に音が浮き出てくる素晴らしいもので…
最新アルバム『ETERNALBEAT』や、昨年リリースしたEP『アシンメトリ e.p.』で発揮されていたダンスミュージック的なアプローチへと一層踏み込んだ作品だ。タイトル曲“DANCER IN THE HANABIRA”のサウンドプロデュ…
1stアルバム『プルーストと花束』のリリースから、わずか5ヶ月で完成した全7曲入りミニアルバム。『プルーストと花束』は、ソングライター・井上竜馬(Key・G・Vo)が記憶を旅して、湧き上がる気持ちとメロディと…
それこそ昨年5月にリリースした初の全国流通盤の『捲土重来』というタイトルが示す通り、伊東歌詞太郎(Vo)&宮田“レフティ”リョウ(B・G・Key)=イトヲカシの活動は「バンドの夢破れてネットシーンに活路を…
アジカン結成20周年アニバーサリーイヤーをあとにして、さらなる歩みを進めるゴッチの、2ndアルバム『Good New Times』後では初となるシングル。 トラップ的なテイストも備えた軽快な打ち込みのリズム、井上陽介…
初の武道館ワンマンや2度にわたる自主企画「MEGA VEGAS」開催などを経て、4thアルバム『Feeling of Unity』以来1年9ヶ月ぶりの新作音源となるワーナー移籍第一弾シングル『SHINE』。極彩色エクストリームなポップ…
まず、はっきり言っておこう。これは彼らのサード・アルバムにして最高傑作であり、ロックの未来を切りひらいてくれる可能性が近年で最も高い音源のひとつだ。 そろそろティーンエイジャーともお別れという年ごろ…
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