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SKY STAGE 19:55

祝20周年。夜空の下で輝いた美しい軌跡

本日のSKY STAGEの大トリを務めるのは、結成20周年を迎えたASIAN KUNG-FU GENERATION。ステージに現れた後藤正文(Vo & G)、喜多建介(G& Vo)、山田貴洋(B & Vo)、伊地知潔(Drums)を出迎えたお客さんたちの歓声にも、温かい祝福のムードが感じられた。そして、1曲目に届けられたのは2ndアルバム『ソルファ』の収録曲であり、今年、セルフカヴァーでリリースされた“Re:Re:”。続いて“Easter / 復活祭”と“リライト”も連発されたのだから、当然ながら誰も彼もがじっとしていられるはずがない。アジカンの曲で盛り上がる快感をストレートに噛み締めた序盤であった。そして、たくさんのお客さんが集まっていることを喜ぶように、熱い演奏は続き、“Right Now”“今を生きて”“ループ&ループ”“君という花”と新旧の曲が多彩な輝きを帯びながら迫ってくる。

「もう引き返せないところまでロックバンドやってきました。まだまだ、“リライト”歌えなくなるくらいまでやろうかと(笑)」、後藤が語ってから届けられた“ソラニン”。そして、本編は“Wonder Future / ワンダーフューチャー”で締めくくられたが、アンコールを求める手拍子が激しく鳴り響いた。「体動かして温まって帰って」、ステージに戻ってきたメンバーを代表して後藤が挨拶をした後、アンコールの1曲目はweezerのカバー“Surf Wax America”。そして、ラストを飾ったのは“稲村ヶ崎ジェーン”。海辺でこの曲に合わせて踊るのは、格別の気持ちよさだった。ステージからの去り際、仲良く肩を組み合って横一列でお辞儀をしたメンバーたち。彼らを見送るかのように打ち上げられた花火が、とても綺麗だった。(田中大)

このフェスの模様を「ROCKIN’ON JAPAN 7月号(5/30発売)」にてレポートします。お楽しみに!

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