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SUNSET STAGE 17:30

魂と肉体の混沌。これがグドモ×金爆のJAPAN JAM BEACHだ

昨年に引き続き、JAPAN JAM BEACHに登場となるグッドモーニングアメリカ。まずは黒スーツに身を包んだたなしん(Ba / Cho)が、オリエンタルラジオ率いるRADIO FISHの“PERFECT HUMAN”をネタに歌い踊りながら、あっという間に脱衣スタート。いつもどおりにぶっちぎりでビーチが似合う姿になると、恒例「3、2、1、ファイヤー!!」のコールを誘ってメンバーを迎え入れる。金廣 真悟(Vo / Gt)、渡邊 幸一(Gt / Cho)、ペギ(Dr / Cho)が揃ったところで、“コピペ”を投下しエリア一面を沸騰させた。そこから“拝啓、ツラツストラ”でバンドとオーディエンスの高らかなコーラスが正面衝突する光景を生み出し、“心臓抉って”の爆走へと繋ぐ。強い潮風に立ち向かうように放たれるサウンドと節回しがかっこいい。渡邊と金廣が思い思いに熱い言葉を投げかけ、 “キャッチアンドリリース”に“ビッグバン”と鋭いサウンドにグルーヴを宿らせていった。

勢いを殺すことなく飛び込み、オーディエンスにもがっつりと歌声を預けてしまう“未来へのスパイラル”を経て、グドモ結成の地・八王子で開催する「八王子天狗祭 2016」について告知すると、ここでいよいよコラボ企画がスタート。この日SKY STAGEのトップバッターを務めたゴールデンボンバーより、鬼龍院 翔(Vo-karu)が登場。対バンを契機に仲良くなったといういきさつが語られ、金廣の「生音ですからね」という言葉を合図に、ゴールデンボンバー“元カレ殺ス”のカヴァーに突入である。そこに、喜矢武 豊(Gita-)、歌広場 淳(Be-su)、樽美酒 研二(Doramu(暫定))ら金爆メンバーも上半身裸に白いホットパンツもしくはブリーフというたなしんを彷彿とさせる姿で乱入し、演奏中のたなしんに背後から洗髪を仕掛けるという暴挙に及ぶ。挙げ句の果てには好き勝手に楽器を手に取り、“空ばかり見ていた”のステージ上をカオスに仕立て上げてしまうのだった。(小池宏和)

このフェスの模様を「ROCKIN’ON JAPAN 7月号(5/30発売)」にてレポートします。お楽しみに!

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