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SKY STAGE 13:45

いつでも楽しく、いつでもギリギリ

登場時のSEがT.M.Revolutionの“HOT LIMIT”、なんで?と思ったら、ヤマサキ セイヤ(Vo/Gt)、TMRのコスプレ衣装で登場(写真参照)。なお、彼はさっきSUNSET STAGEのThe Mirrazのステージに飛び入りしたばかり。ライヴは“ビビった”でスタート。“ファントムヴァイブレーション”ではもちろん《スマホはもはや俺の臓器》の大合唱が起き、“記憶にございません”を経ての“KMDT25”では、間奏で《ドンドンドン カッカ ドドンガドン!》のコール&レスポンスがキマる。

続くMCでセイヤ、「ごめん、あまりにもテンション上がりすぎてさっき『俺、Mステ出る』って言ったけど、あれT.M.Revolutionですからね。キュウソがMステ出るとかつぶやかんようにね」などと言い訳しつつ、“DQNなりたい、40代で死にたい”で、おなじみ《ヤンキーこわい》《 ヤーンキーこーわいー》のでっかい掛け合いを響かせる(円広志“夢想花”を歌うなどなどの脱線あり)。さらに“NEKOSAMA”“MEGA SHAKE IT !”とアッパーにたたみかけ、“ハッピーポンコツ”で文字どおりハッピーにシメた。

バンドの活動規模がでかくなればなるほど、対峙するオーディエンスが増えれば増えるほど、「まだなんもやってねえ」「まだなんも手に入れてねえ」みたいな飢餓感が倍々ゲームで研ぎすまされていく、被害者意識も疎外感も孤立感も消えるどころか増す一方、みたいなキュウソのこの「楽しいギリギリ感」ってなんなんだろう。
と、3/20幕張メッセ イベントホール 2デイズの2日目の時も思ったし、今日のこの見渡す限り人で埋まったビーチでも思った。なので今後も楽しみ。でもご自愛を。(兵庫慎司)

このフェスの模様を「ROCKIN’ON JAPAN 7月号(5/30発売)」にてレポートします。お楽しみに!

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