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SKY STAGE 16:45

きゃりーにしか描けない極彩色ポップの風景

最終日も後半に差し掛かったSKY STAGEには、きゃりーぱみゅぱみゅが登場! 開幕早々から飛び出した“インベーダーインベーダー”のビーチ震撼級の音圧のトラックときゃりーの歌声が、あたり一面歓喜沸き返るダンス空間へと塗り替え、“にんじゃりばんばん”ではダンサーのパフォーマンスとともに「ジャンプ! ジャンプ!」とSKY STAGEをさらに熱く軽やかに煽っていく。

昨年に続いてのJAPAN JAM BEACH出演となるきゃりー、「今日の出演者はバンドが多くて、私みたいなファンタジーな人はいなかったんですけど、みなさんついてこれていますか? バンドも一気にファンタジーの遊園地に変えたいと思います!」という言葉の通り、“CANDY CANDY”のポップの結晶の如きメロディと“み”のアグレッシヴなビート感で、見渡す限りのハンドウェーブを巻き起こしていく。

きゃりーの振り付け指導に合わせて“もんだいガール”でSKY STAGE一丸のダンス&ジャンプを繰り広げたところへ、さらに“つけまつける”! “ファッションモンスター”!と名曲を惜しげもなく披露していく。5月25日には初のベスト盤『KPP BEST』をリリースする彼女。2010年代J-POPを象徴するポップアイコンとしての輝度と色彩感を伸びやかに体現しながら、幕張のビーチを至上の祝祭感で包み込んでいった。
「今年でデビュー5周年になりました! きゃりーぱみゅぱみゅっていう変わった名前で、最初は5年も続くなんて思っていなくて……でも、みなさんに応援していただいて、5年間続きました。ありがとうございます!」という感謝の言葉に続けて披露した最新シングル曲“最&高”が、マジカルなステージの終わりをひときわ眩しく彩っていた。(高橋智樹)

このフェスの模様を「ROCKIN’ON JAPAN 7月号(5/30発売)」にてレポートします。お楽しみに!

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