先週リリースされたアルバム『娑婆ラバ』、オリコン週間チャート初登場8位!
パスピエにとって初めてのトップ10入りで、本当にすばらしい結果だと思う。おめでとうございます。
このブログでも誌面でも『娑婆ラバ』は傑作だと言いまくっているけど、改めて言いたい。このアルバムはパスピエのこれまでの集大成であり、ここからさらに変容し大きくなっていく、そのスタートだ。
現在発売中のJAPANでメンバー全員インタヴューを掲載しているのだが、その中で成田ハネダは
「パスピエっていう服というか皮を、被ろうとする自分たちがいたなというのはすごく思ってた」
と発言している。「パスピエらしさ」とは何か。それを模索し、探求し、築き上げることが、彼らにとってのテーマだった。そして、上の発言が過去形になっているのは、その季節が終わったからだ。パスピエが「パスピエである」ことを主張せずとも済むほどにスタイルを確立した、という言い方もできる。『娑婆ラバ』はそういうアルバムなのだ。
わりと初期からパスピエを追いかけてきたパスピエウォッチャーとしては、そこに辿り着いたということ自体が感慨深い。パスピエはやっぱりドラマティックなバンドだなあと、これまでブログで書き散らしてきた記事を振り返りながら実感したので、そのリンクを以下に貼り付けておきます。パスピエがどんな成長曲線を描いて今ここにいるのか、よくわかると思います。
祝TOP10入り! パスピエの物語を辿る---パスピエはどんな「皮」を被っていたのか
2015.09.17 18:05