ポップであること、マスを相手にするポップスターであること、真摯なメッセージシンガーであること、硬派なラッパーであること。その両者を分け隔てる壁を越えようとする。そんな困難なタスクに誰より自覚的なのが…
ベック 『カラーズ』 10月11日発売(日本先行) ついにリリースされたベックの『カラーズ』。なにがそれほど待たれたかといえば、このアルバムは90年代ロックにおける歴史的な傑作『オディレイ』のほか、『グエ…
ラーメン二郎への愛をラウドに叫び(“私を二郎に連れてって”)、“日本の米は世界一”と歌い自ら米作りをし、“島国DNA”では漁をして、日本の食を讃美し堪能してきた、打首獄門同好会。果てには、“歯痛くて fe…
前作から約2年間戦い続けてきた道のりの集大成であり、7月に開催された単独野外ライブにて「ROCK KINGDOM」というテーマを掲げていたSPYAIRにとって、タイトルはこれ以外ない5枚目のアルバム『KINGDOM』。どでかい…
本作からワーナーに移籍しこれまで以上に強力な海外進出を目論むcoldrain。2年ぶり新作のプロデュースはインキュバスやフォーリング・イン・リヴァース、ストーリー・オブ・ザ・イヤーなど、ラウド/メタルコア/…
昨年3月にメジャーデビューしたものの、9月にはギタリストが脱退し危機を迎えた夜の本気ダンス。だが、2ndアルバムであるこの『INTELLIGENCE』を聴くと、そんな危機などなかったように前作以上の強靭なサウンドを…
季節はすっかり秋だが、夏の淡い思い出がよみがえるような作品だ。もちろんメインにあるのは先行シングル“どん底”を始めとするアッパーな曲で、アグレッシブな“流れ弾”やグルーヴィーに突っ走る“ハッセンハッ…
今年5月にベストアルバムを2枚同時リリースし、8月に行われた初の武道館公演も即日完売という快挙を成し遂げたAimer。そんな彼女にとって今作は13枚目のシングルとなるのだが、1曲目の“ONE”を聴いた途端に眩しく…
ファースト・アルバムが大きな話題を呼んだキューバ生まれパリ育ちの女性双子ユニット。2年ぶりの2作目は、〈XLレコーディングス〉の総帥リチャード・ラッセルが再び自らプロデュースを手がけ、カマシ・ワシントン…
前作『LET FREEDOM RING』に続き、サウンドプロデューサーに蔦谷好位置、ワードプロデューサーにいしわたり淳治を迎えた布陣により、劇場版アニメ『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1』の主題歌として…
前作『ザ・ペイル・エンペラー』で見せたブルース・ロック・シンガー的な佇まいから一転、10枚目となる今作ではそれこそ『アンチクライスト・スーパースター』『メカニカル・アニマルズ』を彷彿とさせる―聴く者の…
岩淵紗貴(Vo・G)と一瀬貴之(G)が手掛ける楽曲がとにかく色鮮やかで魅力的なギターロックバンド。昨年リリースした“命短し恋せよ乙女”のMVが既に160万再生を突破しているのも納得だが、普遍的なテーマをイン…
リアム・ギャラガー 『アズ・ユー・ワー』 10月6日発売 リアム・ギャラガーがやりたかったことと、やるべきこと、そしてリアム・ギャラガーに求められていたこと、その3つがついに幸福な合致を見たのが彼のソロ…
ひたすら中毒性の高いポップミュージックを展開する東京カランコロン。1年9ヶ月ぶりのフルアルバムは、さらに巧みなサウンドアレンジで、全13曲(ボーナストラック含)捨て曲なしの出来。レーベル移籍後、ワンコイ…
「同じ場面とストーリーを男女それぞれの視点から2曲で描く」という方法論自体は、決して独自の発明ではないが、自分自身とその表現世界が持つ「揺らぎ」を残酷なくらいに冷徹に客観視することによって、椎木知仁…
夢も恋も、生も死も、溜め息交じりの落胆さえ、希望のメロディに変換させる音色とメッセージに胸を突かれる。今年は金廣真悟(Vo・G)の声帯ポリープ手術で3ヶ月の活動休止期間を経て、バンドは無事に復帰を果たし…
2017年2月の「『くるりの20回転』リリース記念ツアー『チミの名は。』」(クリフ・アーモンドともっくんこと森信行のツインドラムで行われたあれです)の最終日、2月28日Zepp Diver Cityの模様を完全収録したのがD…
『エンジェルベイビー』『骨』と続いてきた2017年の連続シングル三部作は、ズバリ「恋とロック」というテーマを持っていた。最新作“恋は永遠”は、そのテーマをど真ん中のスタンダードへと昇華させるナンバーであ…
マイケルの新ベストは、「ハロウィン・アルバム」という触れ込みだが、そのあたりのコンセプトはとってつけたようなもので、あまり気にする必要もないだろう。むしろ通常のベスト盤やグレイテスト・ヒッツものから…
シューゲイザーだったりオルタナだったりパンクだったり、聴く側の気分とマインドによってまったく異なる色彩感と作用をもたらす試薬のような、それでいてあらゆるリスナーの快楽のスイート・スポットを迷いなく撃…
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