2月14日、ついにリリースされたねぐせ。のファーストフルアルバム『ファンタジーな祝日を!!!』。先月号の全員インタビューでも今回のインタビューでも話に出ているように、文字通りこれまでのねぐせ。の集大成と言っていい作品だ。初期からある“猫背と癖”のような曲から、最新型のねぐせ。と言える“恋と怪獣”まで、演奏や歌のスキルの面でも、歌詞に描かれる感情の面でも、彼らがどんなふうに歩んできたのかがはっきりと見える10曲。普通っていうことがいちばん幸せだと思う。ふたりの純粋な向き合い方みたいなのを、「普通」って言葉でたとえてるんです
2号連続インタビュー後編となる今回は、楽曲の生みの親であるりょたち(G・Vo)に、その10曲すべてについて、曲ができたときの記憶からそこに込めたリアルな恋愛体験、そして今思い描く理想まで、一つひとつ語ってもらった。これを読めば『ファンタジーな祝日を!!!』というアルバムが、ねぐせ。というバンドが、りょたちという人が、ますます愛おしくなるはずだ。
インタビュー=小川智宏 撮影=小財美香子
(『ROCKIN'ON JAPAN』2024年4月号より抜粋)
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