最新曲はアンドレ・ジッド『地の糧』へのオマージュ。『地の糧』といえば、この書に綴られた言葉をタイトルに引いたのが、寺山修司の『書を捨てよ、町へ出よう』であったという系譜がまず思い浮かぶ。そして“チノ…
My Hair is Bad史上初、アリーナで360°ステージに挑戦した「ダイナマイトホームランツアー」。そのファイナルの3月26日に行われた、国立代々木競技場第一体育館の模様を収めた映像作品。彼らが恋愛を歌うのは、触…
早くも1stアルバム完成。既発曲はもちろん、アルバムに収録された新曲たちの、そのクオリティの高さに圧倒される。ボーイズグループとしてオンリーワンでありナンバーワンであり続けるという矜持はともすれば重苦…
『the meaning of life』からきっかり1年というスパンで届けられる2作目のアルバム。前作では気鋭ソングライター陣とともにその歌唱表現の幅広さを知らしめ、さらにその後は第一線でキャリアを重ねるソングライタ…
《残された時間は過ぎてゆく/僕は嫌になっても演じ続けてやる》《借り物の姿じゃつまらない/孤独?恐怖?勝負? So Good もう逃げ道はいらない》。Taka(ONE OK ROCK)作曲、KENTA(WANIMA)作詞という最強の布…
平均年齢19歳のガールズバンド、Conton Candyの2作目のEP。高校時代の軽音部にて「ベスト」なメンバーで結成されたのが2018年。八島紬衣(Vo・G)と、鈴木楓華(B)、鈴木彩楓(Dr)という双子のリズム隊が織りな…
宮崎県出身在住の1999年生まれのシンガーソングライター/ラッパー、クボタカイ。2022年上半期のシングル売り上げトップのSnow Man“ブラザービート”の詞曲を手がけたことで知った人も多いかもしれない。 新曲“…
たとえば、優れた一本の映画や一席の落語に触れた時に、「ああ、人間ってこんなにも悲しくて愚かな生きものなんだ」と、その救われなさに深く感じ入り、しかし、そんな重く沈み込むような実感が、なんとも温かく優…
思わず踊りたくなるリフとビート、さらには「ワン、ツー!」の声! もう、イントロの時点で名が体を表している。コロナ禍にもかかわらず躍進を続けている名古屋の若き4ピースバンド、ねぐせ。が、満を持して「この…
《ずっと今のまま 今をただ笑えるように》という淀みのないサビにたどり着くまでの葛藤が、歌詞のあちこちにちりばめられている。《才能は誰しもあるものだから。と/半信半疑 僕は何になれるかな?》《人のことば…
好きなものや本気なものに対してあまのじゃくになってしまうのは、人間のさがなのだろうか。上野羽有音(Vo・G)の綴る言葉とメロディは、素直になれない自分と、そんな自分の素直な心を惜しげもなく捧げている。…
バニラズは、2010年代以降のロックシーンにおける最前線を堂々と闊歩し続けながら、決してシーンのトレンドに惑わされることなく、ただただ懸命にロックンロールの精神を鳴らし続けているバンドである。昨年のアル…
プロフィールによれば、にしなは1998年生まれである。なので、この2ndフルアルバムのタイトルに冠された『1999』という数字は彼女の出生年というわけではない。そうとなれば尚更、未だ終末感漂うこの数字に彼女が…
前作から約3年ぶりとなるニューアルバムがついに完成。思い起こせば、国内外の豪華アーティストが集った主催フェス「BLARE FEST.2020」の大成功&初の横浜アリーナ公演を発表した直後に本格的なコロナ禍に突入。走…
前作シングル『Walkin’ In My Lane』の充実がそのままこの新作シングル『Always You』にも引き継がれていると感じられる。miletの歌のスケール感とダイナミズムが色濃く表現された3曲入りのシングルである。表題…
インストゥルメンタルのベスト盤を挟み、歌入りの新作としては昨年末のアルバム『30』以来となるニューシングル。そういう経緯が関係しているのかはわからないが、本作収録の2曲はいずれも「歌」としてのインパク…
心が焦がれるほどの情熱と瑞々しいロマンチシズムが、火花のように迸る。「受け取りやすいものを作りたい」という思いのもと制作された6thミニアルバム『cubism』から約2ヶ月というインターバルでリリースされるデ…
2018年の初ライブの時点で既にあった“AB/CD”。先にライブで披露し、コロナ禍にリモートレコーディングして配信リリースした “オイ!”と“ドゥー・ザ・イエローモンキー”。映画『マイ・ダディ』の主題歌 “そ…
まず、13曲というボリューム。そもそもKroiはあらゆる音楽を噛み砕いてミクスチャーしながら落とし込んでいく、つまり1曲の中にとてつもない情報量が詰まっているバンドなのであり、そういう曲が13個ずらりと並ん…
2年ぶりのツアーであり、デビュー10周年のお祝いでもあった「BLUE PLANET ORCHESTRA」から、1月に国立代々木競技場第一体育館で開催された公演を収録。宇宙船で飛び立つと、序曲“BLUE PLANET”から、“幻の命”を…
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