アーティストがある程度の年になると、親を亡くしたり自身の老いを実感して、“死”を題材に取り上げることは珍しくない。が、ニックの場合は不幸にも、4年前に15歳の息子を事故で失った。この17作目のスタジオ・…
13年ぶりのニュー・アルバムは、スクリーンとスピーカーにリチウム電池まで仕込んだ、度肝を抜く初回限定特別仕様パッケージで出荷されるやいなや、約25万セットをたちまち売り切り、テイラー・スウィフトを引き…
寺岡呼人・奥田民生・斉藤和義・浜崎貴司・YO-KING・トータス松本のLINEグループがきっかけでバンドになり、寺岡呼人のソロデビュー25周年を記念として、Zepp Tokyoで一夜限りのライブを行ったのが2018年9月23日の…
90年代ストーンズの最高傑作である1997年発表の『ブリッジズ・トゥ・バビロン』に伴うツアーの終盤、1998年9月2日に行われたドイツ・ブレーメン公演を完全収録した映像作品。ストーンズ展で模型を見て興奮したの…
アレンジの細部にまでわたって大量のアイディアが詰め込まれていると思える瞬間もあるし、「基本の音だけ」というくらいシンプルに感じる瞬間もある。ザ・ストーン・ローゼズやフランツ・フェルディナンドなどの自…
石原慎也(Vo・G)は紛れもなく「言葉の人」だと思う。石原が綴る言葉は彼自身の実体験や目にしてきた景色を、驚くほど鮮明に私たちの心に映し出す。それが歌詞になって、感情をそのまま音にしたようなメロディと…
“Touch off”冒頭、いきなり飛び出すワードが《FIRE》である。この号砲の時点で変わらぬUVER節だと耳で理解するわけだが、何より面白いのは、『ALL TIME BEST』以降のタームでテーマになっているであろう「リズム…
昨年10月に急死したトム・ペティのコンピレーション。アウトテイクやレア・トラックをふんだんに紹介しつつ、ザ・ハートブレイカーズやソロとしての楽曲を織り交ぜながら、あくまでもロックンローラーとしてのト…
「懐古」が慣れ親しんだものへと立ち還ろうとする姿であるのに対して、「郷愁」が向かう先はとても漠然としている。心底懐かしく感じるものの、その理由の正体はよくわからず、もしかしたらこの世には存在しないも…
アルバムとしては3枚目だが、これがメジャーデビュー作となる。伸びやかで個性的な声質と、バンド全体から響き渡るような、イージーゴーイングなさじ加減は本作でも絶好調だ。アルバム全体に漂うのは、帯のような…
前作『パラダイス・バレー』以来約3年半ぶりの新作となる7thアルバム『ザ・サーチ・フォー・エヴリシング』――に先駆けてリリースされた配信限定EP。アルバムからの1stシングル “ラヴ・オン・ザ・ウィークエンド…
1曲1曲を本当に重要なものとして考えるあまり、自分たちにとっても聴き手にとってもほんのわずかでも「まあこれでいいか」が入ることを許さないあまり、曲が書けなくなりインターバルが長くなる。だからここ数年の…
あまりの情報量の多さに目まいを覚える。ヴィジュアル・アルバム『エンドレス』、雑誌『ボーイズ・ドント・クライ』、そして本作『ブロンド』と、ほぼ同時期に異なる3形態のアイテムをリリースするやり方は単なる…
wowaka(Vo・G)のブレインミュージックの再現から始まったヒトリエは、一貫して「自我と自意識」を歌い続けてきた。それは活動を続ける中で、バンドとしての一体感を増し続けている今も変わらない。四味一体の強…
1stアルバム『T H E』はtricotというバンド像を提示するものだったが、本作『A N D』を聴いて、彼女たちが未知の可能性を色褪せることなく持ち続ける理由がわかったような気がする。 サンバのリズムで踊るロック…
昨年の8月、サポートベーシストだった後鳥亮介が正式メンバーとなり、そしてつい先日、約5年間にわたってドラマーであったオオタユウスケの脱退が明かされた。その2つの出来事の間で4つのピースが完璧に揃った時に…
隅から隅までよくできた、それでいてダーティーなガレージ・ロックンロールが最高な、ドミノからの新人、ザ・ボヒカズ。00年代半ば以降、数多くはないものの、ブラック・レベル・モーターサイクル・クラブらの直系…
1年9ヶ月ぶり、18枚目のアルバム。デビューから27年の間、これだけの数の作品と楽曲を恒常的に発表してきた中で、揺るがない独自性を持続していることと、まったく尽きない才能に改めて感服する。冒頭の“DADA DIS…
ヴェルヴェット・アンダーグラウンドを相次いで脱退した3人がパリでたった1度だけおこなったライヴの実況。ルー・リードはソロ・ファースト・アルバムのリリース前、ジョン・ケイルはセカンド・アルバムのリリー…
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