「いよいよカウントダウンです! みんな準備はいいですか!」という総合プロデューサー=渋谷陽一の前説MCから、COUNTDOWN JAPAN 12/13最終日、ここEARTH STAGEもいよいよキックオフ! 大晦日トップバッターを務めるサムライ・ロッカー=吉川晃司、いきなり“1990”“IMAGINE HEROES”とCOMPLEX時代のロック・マスターピースを連射! これぞロック・スター!な切れ味鋭いパフォーマンスと艶やかな熱唱を繰り広げつつ、スタンドつきのギターに駆け寄って華麗なギター・ソロをキめ、“IMAGINE HEROES”終わりで鮮やかに脚を振り上げシンバルキック炸裂! 息もつかせぬスリリングな展開に、フロアが一気に熱を帯びていく。
「こんばんは!」と軽やかに呼びかけつつ、ロック・ディスコ・ナンバー“Juicy Jungle”で大きなハンドウェーブを巻き起こしていく吉川。さらに“RAIN-DANCEがきこえる”に続けて、自らの新レーベル「SAMURAI ROCK」の号砲的ナンバーとして来年2月にシングル・リリースされる新曲“SAMURAI ROCK”を披露! 吉川の放射するグラマラスなロックのダイナミズムが、ホッピー神山(Key)/菊地英昭(G)をはじめとする強者たちの叩き出すバンド・サウンドとともに、巨大な空間を熱く、激しく揺さぶっていく。ソリッドなアンサンブルと《だからもっともっと 激しいKISSをあげよう》という高らかな歌声がでめくるめく悦楽世界を見せつけた“アクセル”から、そのまま1984年のシングル曲“LA VIE EN ROSE”へ雪崩れ込んで、オーディエンスをその歌ででっかく抱き締めてみせる。
吉川がギターを構えたトリプル・ギター編成でEARTH STAGEを震撼させた獰猛なハード・ロック・ナンバー“The Gundogs”。そして「あとはのんびり年越しやろうと思ってたんだけど……」とフロアに語りかける吉川。「……さっきの渋谷大社長がね、“BE MY BABY”はどうしてもやれって言うんだよ!」という言葉に、会場の温度がさらにガッと上がる! 最後にひときわパワフルに鳴り響いた“BE MY BABY”が、でっかい歓喜の風景を描き出していった。「来年がみんなにとって素敵な年になりますように!」というメッセージとともに、最後にもう一度見事なシンバルキック! 最終日のEARTH STAGEは最高の幕開けを迎えた!(高橋智樹)
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