最終日EARTH STAGE、二番手はTHE BAWDIES! ソウルとR&Bとロックンロールがどこまでも高らかに轟くパーティー・タイムがやってきた! 弾むビートの中で響く「みんななんで集まったかって? 2013年を史上最高の年にするためですよ!」とROYが絶叫する冒頭の時点から、EARTH STAGEはもう一瞬一瞬がクライマックスのような高揚感に包まれている。TVドラマ主題歌として2012年の日本を揺さぶった“ROCK ME BABY”のパワフルな歌とサウンドで巻き起こしたフロア一面のハイジャンプと熱気を、そのまま続く“JUST BE COOL”へとジャック・インしてでっかい熱狂空間を生み出していく。「じゃあ、僕にも1曲歌わしてください!」というTAXMANの言葉とともに“B.P.B”へ。4人の歌と音が、そして「今年もどうもありがとう! 来年も、THE BAWDIESをよろしくね!」というシャウトが、むせ返るような会場の高揚感をどんどん熱く濃くしていく。
「すごいですね。『今年の最後に出し尽くしてやろう感』がすごいですよみなさん!」とROY。「俺らも全力を尽くしてますよ! なのに……おめえいつまでだんまり決め込んでんだ?」とあえて無口なMARCYにMCを振ってみせる。それに応えて「うぉーい!」と力の限りに絶叫するMARCY。フロアに広がる大歓声! 今年の秋を軽快に彩ったシングル曲“LEMONADE”に続いては、「ドカンとといきましょうか! 出し切って、ピカピカプルンな新年に向かおうじゃないですか!」というROYの宣誓とともに、来年1月16日リリースのニュー・アルバム『1-2-3』から新曲“SING YOUR SONG”をドロップ。ただひたすらに己の信じる道を前へ先へと走り続けるTHE BAWDIESそのもののような、ストレートでエネルギッシュな名曲!
「さあ! 恒例にしましょうか? 年越しそば前、“HOT DOG”!」のコールから突入した“HOT DOG”で幕張メッセが面白いように揺れる! さらに“IT'S TOO LATE”の衝動全開の歌とサウンドが、EARTH STAGE一面のジャンプとハンドウェーブを巻き起こしていく――「来年、今からでもそうですけど、『何かいいことないかな』って待ってたって来やしないよ! 自分から掴みにいかないと!」と呼びかけるROYのアグレッシブな言葉そのままの、最高のロックンロール・アクト。最後は会場一丸の「ワッショイ!」コールで大団円! 「また、ライブハウスで会おう!」というJIMの声が、心地好く胸に響いた。(高橋智樹)
THE BAWDIES のCOUNTDOWN JAPANクイックレポートアーカイブ