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COUNTDOWN JAPAN 12/13 クイックレポート



最終日、GALAXY STAGEのトップバッターはUNISON SQUARE GARDEN!1曲目の“23:25”が鳴らされた瞬間から、3人とひとりひとりがこの瞬間だけの最高の自由を掴みに行く。乗り遅れてなんていられない。今年も全国ツアーをまわり、一層タフに、信念を貫くライヴを繰り広げてきた彼らなだけに、この大舞台でも迷いはない。田淵智也(B)、鈴木貴雄(D)、斎藤宏介(Vo&G)による渾身のプレイが、続く“kid,I like quartet”でも更なる疾走感とポップさを弾けさせながら空間いっぱいに広がっていく。間髪置かずになだれ込んだ“オリオンをなぞる”でも、凄まじい熱気のオーディエンスの盛り上がりに応えるかのように、かつてないほど懸命なプレイを見せる3人。そこにまた大きな歌声が届けば、田淵がベースを弾きながら大きくジャンプをキメた。

「開口一番、告知します。2013年2月6日に『CIDER ROAD』というアルバムをリリースします。今からそのアルバムに入る曲をやります。ここからは曲をどんどんやっていくから思い切り自由に楽しんでね」と斎藤。新曲“セレナーデが止まらない”は激しくノイジーなギターの音と、へヴィなビート感がはじけ飛ぶようなアグレッシヴ・ナンバー。鈴木も頭をブンブン振りながら凄まじいリズムを刻み続け、ヴィジョンには鋭い視線でその歌を放つ斎藤の表情が映し出される。彼らの圧倒的なプレイにオーディエンスも大興奮。そして“流星のスコール”ではユニゾン流のロマンをめいっぱい歌に乗せ、ラストは彼らの新たなアンセム“リニアブルーを聴きながら”。シリアスに、ユーモラスに、ソリッドに、仕掛けいっぱいでポップな彼らのロックは、最後までオーディエンスの熱狂を煽り続けた。(上野三樹)