西村道男からの熱きバトンを受け取ったのはCOUNTDOWN JAPAN、10年連続出場となる保坂壮彦。浮遊感漂うシンセとバッキバキの低音とのコントラストで腰と脳を同時に直撃するプレイに痺れるフロアには、まだまだ微塵の疲れの色も見受けられない。というか、曲を重ねる度に、よりエネルギッシュになっているようにしか見えないのは一体どういうことか。その熱気を引き受けるように、androp~サカナクション~くるり~東京事変と、愛すべき日本のロック・バンドたちのアンセムが数珠繋ぎにプレイされていく。中でも白眉だったのは、フロアにハンドクラップの波が起きたBEAT CRUSADERS“HIT IN THE USA”~Hi-STANDARD“TEENAGERS ARE ALL ASSHOLES”~the telephones“sick rocks”~9mm Parabellum Bullet“ハートに火をつけて”と徐々にBPMを上げながらフロアをブチ上げ倒していく流れ。各曲が始まるごとに人々が椅子席からアリーナに駆け下りていく様が圧巻だった。100%MAXの狂騒を保ったまま、ASTRO ARENAも残すところあとひとり!(長瀬昇)
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