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いよいよJAPAN JAM BEACH 2015が幕を開けた! 入口のゲートを潜り抜けて、左手に海を眺めながら砂浜を歩くとたどり着くSUNSET STAGE。そのトップバッターを務めるのが04 Limited Sazabysだ。名古屋から全国区のバンドへと急成長を遂げている彼らのステージを一目見ようと、ステージの前には早い時間からお客さんが詰めかけていた。

ロッキング・オン・ジャパンの総編集長・山崎洋一郎による前説でSUNSET STAGEの開幕を告げると、会場の手拍子を受けてメンバーが現れた。会場のお客さんの大歓迎にGEN(Bass / Vocal)が嬉しそうにスマイルを見せる。そして、「JAPAN JAM BEACH、初日、名古屋の04 Limited Sazabysと言います!」と、力強く言い放つと、“monolith”から勢いよく演奏をスタート。パンク/メロコア好きのキッズ集団だったフォーリミ最大の持ち味である疾走感のあるサウンドにGENのハイトーンヴォーカルが乗り、キャッチーで人懐こいメロディが会場の隅々まで響き渡る。



MCでは海のほうを指さし、「あの辺でむっちゃ大きい海苔を拾ったけど、食べれんかったな(笑)」と、この最高のロケーションを楽しむ様子を見せたGEN。「今日は耳で音楽を聴くんじゃなくて、身体で聴いて、みんなで良いところに行きましょう!」と告げて、最新アルバム『CAVU』からのナンバー“medley”へ。そして、パワフルな4人のエネルギーが爆発した“Chicken race”。RYU-TA(Guitar / Chorus)は足を高くあげてステップを踏みながら所狭しと暴れまわり、HIROKAZ(Guitar)は真っ赤な髪を揺らしながら黙々とプレイ、KOUHEI(Drum / Chorus)は時々コーラスを加えながらフォーリミのスピードを支える。GENは首筋に血管を浮き上がらせて渾身の歌声を届ける。

残すところあと2曲になったところで、「この良い時間を壊さず閉じ込めてツアーに持っていきたいと思います」と、現在開催中の全国ツアーへの想いも語ったGEN。「幸せな時間、良い時間がずっと続きますように」という願いを込めて、瑞々しいメロディが印象的な“hello”へと繋いだ。《ちょうどいい空気で/ふわりふわり/ちょうどいい温度》――そんなフレーズは海からの風が心地好いこのシチュエーションにもぴったりだ。まるでジェットコースターのような勢いで全9曲を駆け抜けたフォーリミ。この新しいフェスの幕開けにこれほど相応しいバンドはいないんじゃないか、そんな風に思えるフレッシュで清々しいパフォーマンスだった。(秦理絵)





この3日間を「ROCKIN’ON JAPAN 7月号(5/30発売)」にてレポートします。お楽しみに!

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04 Limited Sazabys
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