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壮麗にして緊迫感高まるハーモニーのオープニングSEが鳴り響き、3日目のSKY STAGEの2組目にはcoldrainが登場だ。Y.K.C(Gt)、Sugi(Gt)、RxYxO(Ba)、Katsuma(Dr)が爽やかな5月の陽射しとビーチの光景を漆黒に染め上げてしまう音塊を投げ掛け、そこにスケルトンマイクを携えたMasato(Vo)が「We are coldrain! Welcome to our REVELATION!!」と渾身のスクリームと共に切り出すのは“The Revelation”だ。砂浜に黒く激しいうねりを生み出す音像、そして伸びやかなコーラス・パートがオーディエンスの歌声を導き、闘争の始まりを告げる。



「かかって来いよ、マクハリーっ!!」と届けられるMCはとうの昔に臨戦態勢といった響きで、Y.K.CとSugiが激しくヘッドバンギングを繰り返しながら鮮烈なギターフレーズをぶつけ合う“To Be Alive”、「Are you ready to jump!?」と急展開アンサンブルを繰り広げる“Evolve”と楽曲を繋げていった。「今日一日で、一番ビーチの似合わないcoldrainです! こんなに爽やかな海で、自然に囲まれてるけど、黒で来ました」と楽しげに告げるMasatoである。そして“Aware And Awake”に続いては“Time Bomb”、美しいフレーズからドラマティックに展開する“The War Is On”と、豪快極まりないグルーヴでオーディエンスを引き摺り込むのだった。

「明後日からアメリカに行って、新しいアルバムを作ってきます」「今日は自分勝手に、みんなのパワーをもらいに来ました。またすげえアルバム作って戻ってくるんで、TwitterでもFacebookでも、どんどん繋がっていきましょう」と緊密な距離感で呼びかけると、その後は“Six Feet Under”、“Die tomorrow”と、スピードやヘヴィネスを保ったまま更に強烈な求心力を発揮する5人。「SKY STAGEのcoldrainが、JAPAN JAMで一番ヤバかったって言わせてやるからな!!」と放たれる“No Escape”まで、片時も手を緩めることなく、パワーを交換し続ける凄まじいステージであった。(小池宏和)




この3日間を「ROCKIN’ON JAPAN 7月号(5/30発売)」にてレポートします。お楽しみに!

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