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JAPAN JAM BEACH 2015最終日、SUNSET STAGEのトリを務めるのは、フェスにはなくてはならない西のメロディック・(パンク・)バンドの雄、GOOD4NOTHING。「やりましょか、JAPAN JAM、やろか! “FALLING DOWN” GO!!」というTANNY(Vocal&Guitar)の叫びに、SUNE(Dr&Kuchibue)の高速ビートが鳴り響いて、U-tan(Vocal&Guitar)の力強いヴォーカルとMAKKIN(Bass&cho)のコーラスがビーチを明るくともしていく。そして、TANNYの「いきまっせー」を合図に一斉にシンガロング! 日が落ちて寒さが増したビーチにもう一度、明るい太陽がやってきたようだ。

そして、間髪いれずに“BE FREE”“RIGHT NOW”と、陽性チューンを連打。磨きあげたタフなバンド・サウンドとともに、キッズが一斉にジャンプし、ビーチを跳ね回る。まだまだ元気いっぱいのキッズだが、TANNYは曲中で「幕張、飛ぶぞー!」「ええぞ、ええぞぉ」、「楽しいなあ」と声をかける。大きなステージでもキッズたちにフレンドリーに言葉をかけるこの近さが、G4Nらしいライヴだ。 「どうも、大阪のGOOD4NOTHINGです。最高やね。今日は屋根もないし、壁もない――海はあるけど、ライヴハウスへようこそ!」とU-tanが言うと、「ライヴハウスは俺たちにとって、あなたたちみんなにとって、パラダイスだと思います!」とTANNYが続け、ライヴのテッパン曲“It's My Paradise”へ。キッズのシンガロングはさらに大きくなり、1分間の超ファストなハードコア・チューン“In The Mosh Pit”で、会場はアグレッシヴなステップとジャンプの嵐が巻きおこった。




中盤には、5月20日にリリースされるシングル『Raise Your Hope』から熱いメッセージがこもった“IN THIS LIFE”を披露。強靭なドラムとベースに力強いメロディが真っ直ぐに伸びるナンバーに、キッズは熱いガッツポーズを返す。これからの新たなライヴ定番曲になる1曲だろう。

そしてこのビーチの会場にぴったりなレゲエ・チューン“Summer Ends”で、ほどよくクールダウン。エコーがかかったドラムも心地好く、メロディ&コーラスが爽やかに海風にのる。「夢のようなロケーションじゃない? 10代の頃に、カセットでできたばっかの歌聴いて湾岸線走ったよな。こんな、海でライヴできるとは夢にも思わなかったわ」と、U-tanとTANNYの海にちなんだ思い出話も交え、ラストは“One Day I Just”、そして“J.C.”とエネルギッシュなメロディック・チューンと、大きな大きなジャンプで締めくくった。アンコールの"Cause You're Alive”まで、笑顔が絶えないステージ。近くにいた女の子たちが、「楽しかったー!!」と友達と手を取り合って跳ね回っている姿が印象的だった。これぞG4Nのライヴだ。(吉羽さおり)




この3日間を「ROCKIN’ON JAPAN 7月号(5/30発売)」にてレポートします。お楽しみに!

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