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ようやく夏らしい暑さがじわじわと広がり始めた『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2013』2日目。「今年の3月で高校を卒業。さっきバックステージで会ったんですが、目に炎が見えました!」というRIJFプロデューサー・山崎洋一郎の紹介と共に、ここLAKE STAGEのトップバッターとして登場するのは家入レオ。バンド・セッションの中を意気揚々と登場、満場のクラップを呼び起こしたところで、いきなり1曲目から“サブリナ”! 凛と澄んだ歌声がはちきれんばかりのエモーションと共に、ひたちなかの空いっぱいに広がっていく。身体をいっぱいに伸ばしてジャンプしながら拳を突き上げる姿が、LAKE STAGEの温度をがんがん上げていく。「もっと!」とハンドマイクでオーディエンスを煽りながら、そのまま“Bless You”へ。パワフルなバンド・サウンドを貫いて伸び上がる歌声が、刻一刻と熱を増していく。

「こんなにたくさんの人に集まっていただいてとても嬉しいです! LAKE STAGEはロッキンの中でもいちばん直射日光がすごいって言われているので、水分補給気をつけてくださいね!」と呼びかけつつ、7月に配信リリースされたばかりの“君に届け”の雄大なメロディを躍動感たっぷりに歌い上げて高らかなクラップを巻き起こしていく。続けて“Last Stage”の胸締めつけるような切実な歌で観客を惹き付け、エッジィなロック・ナンバー“Fake Love”でびりびりと空気を震わせ、さらにシャッフル・ビートとブルージーな憂鬱が絡み合う“Linda”ではLAKE STAGE中にタオルの渦を生み出し……と昨年10月にリリースしたファースト・アルバム『LEO』の楽曲を畳み掛けていく。18歳の彼女のシンガーとして/ソングライターとしてはもちろん、表現者としての成長をはっきりと見せつける、充実のステージだ。

タイトルそのままに目映い歌声を聴かせた“Shine”の後、「高校を卒業して、音楽一本になりました。不安がなかったって言ったらウソになります。だから、みなさんと一緒に歩いていきたい――そんな気持ちで作りました」という言葉とともに歌い上げたのは“Message”。《涙を知って 強くなれたから 心のまま 今は進める》……決然とした歌が、どこまでも強く、美しく、夏空に広がっていった。(高橋智樹)





この3日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2013」は9月上旬発売予定です! 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。
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【家入レオ】過去の ROCK IN JAPAN FESTIVAL クイックレポート