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2010年にメジャー・デビューし、SNS世代を代表するクリエイターとして、プロデュース、リミックス・ワークやコラボ、中川翔子などへの楽曲提供、またバンド、有形ランペイジを結成したりと、幅広い活動をするsasakure.UK。歌ものからインスト、ボカロまでいろんなタイプの曲を作っている、と本人がMCで語っていたが、このステージでもじつに多岐にわたる万華鏡サウンドを展開。

sasakure.UKの作りだす音楽は、エレクトリックながら、紡ぐという言葉も似合ってしまう、メロウで、温かで、詩的な世界観に満ちて、どこか懐かしさも漂う。音とさまざまな映像とがシンクロして、めまいのするようなファンタジックな空間となっていたが、手元の映像がバックのLEDに映ると、なんともレトロフューチャーな、とてもかわいいルックスの機材が。へええ、こういうもので作っているのか、と思わず見入ってしまう。

約1時間たっぷり、ポップでエクストリームなボカロ曲から、ラウンジ・テイストの洒脱なポップス、まばゆく都会的なフュージョン・サウンド、時報や着信音、生楽器などを取り込んでシンフォニックに構築されたダンサブルなロック・チューンや、硬質なギター・サウンドで切り込むラウド・ミュージックなどを、ノンストップでプレイ。次から次へと、間髪いれずに繰り出される濃ゆいサウンドに酔ったり、そこからこぼれでる普遍的なグッド・メロディに心震わされたり、の濃厚な時間だった。(吉羽さおり)





この3日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2013」は9月上旬発売予定です! 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。
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【sasakure.UK】過去の ROCK IN JAPAN FESTIVAL クイックレポート