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盛大な“Jコール”が湧き上がるなか4年連続となるROCK IN JAPAN FESTIVALのステージに立った彼は、眩いまでにロックスターそのものだった。冒頭の“BURN OUT”からドライヴ感に満ちたバンド・サウンドと共に力強いヴォーカルを響かせ、同時に獰猛なベース音を刻みながらダイナミックに熱演。オーディエンスの期待と熱視線を浴びれば浴びるほど、その存在感と輝きはより一層高まっていくようだ。2曲目LUNA SEAの“TONIGHT”では、「オーオーオー!」と誰もが声を限りに雄叫びを上げて一体感はうなぎ登りとなり、WING TENTの熱気は早くも最高潮に達してしまった。溝口和紀(G)、藤田タカシ(G)、スコット・ギャレット(Dr)というバンドメンバーとのコンビネーションも最高。

「会いたかったぜ! 短い時間だけど最後まで楽しんでってくれ! 行けるか? 行けるか!?」とMCもそこそこに、“break”、“Go Charge”とさらに火花を散らす展開に突入し、「飛ばして行こうぜ!」と名曲“MY WAY”のアドレナリン全開カバーも披露。そのパフォーマンスには、一途にロックの可能性を信じて突っ走ってきた男だけが纏うことのできる凄みと説得力に溢れていた。終盤には「今年もこのイベントに出させてもらって光栄です。本当に楽しんでいるのが、みんなの表情からわかります」と丁寧に感謝を届け、「これからライブ三昧の夏が始まります。秋にはニューアルバムも出るから。最高にロックなアルバムになってるんで!」という嬉しい予告も。「じゃあ最後、この曲にすべての想いを込めて……」と放たれた“Feel Your Blaze”で再び絶頂とでもいうロックパーティを繰り広げてライブは大団円。颯爽と手を振ってステージを後にした彼は、やはり最後まで眩いほどのロックスターだった。(奥村明裕)





この3日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2013」は9月上旬発売予定です! 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。
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【J】過去の ROCK IN JAPAN FESTIVAL クイックレポート