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ROCK IN JAPAN FESTIVAL初登場となるアスタラビスタ――しかし、そのメンバーはと言えば、これまで数々のイベント、ステージを賑わし、もちろんこのROCK IN JAPAN FESTIVALでも何万ものオーディエンスを熱狂させてきたツワモノたち。JEFF兄ことRyo-Z(RIP SLYME)、AKALITTLE(KICK THE CAN CREW)、GooF(SOFFet)、(Full Of Harmony)、MASSATTACK(SPONTANIA)、そしてDJ ISO(MELLOW YELLOW)という、ヒップホップ・シーンからポップ/ロック・シーンをかき回してきた5MC+1DJの最強ユニットだ。Ryo-Zによれば、「世田谷の三宿で飲み歩いてる仲間が、ただ飲み歩いてるだけじゃなく、曲を作ってデビューまでしちゃいました」のだそう。そんな遊び発生のユニットゆえ、いずれも陽性のパーティー・チューン! それも、腕っ節たしかなMC揃い。フックも戯れも満点で、畳みかけてくるのだから、ノレないわけがない。

会場は瞬く間にオーディエンスであふれ、クールなダンス・ビートに踊り、くすりと笑わせるラップ(ザキヤマ風に“くる~”と盛り上げたり)や、それぞれのかけ合いに笑わせられ、気づけば手を大きく左右にふりふりして大騒ぎする、一大ハッピー・パーティーとなっていた。
「来年呼んでもらえるか否かは、今日の君たちにかかってます!」(JEFF兄 a.k.a Ryo-Z)とやる気満々。軽快なトークをとばしつつ、配信リリースされた“カルテル(amigo edit)”で、DJ ISOが灼熱のラテンなビートで会場を揺らし、MC5人がステージを縦横無尽にステップやダンスし、それぞれのソロパートを盛り上げ、魅せる。これぞオトナの余裕とでもいう洒脱さで、軽々と、満杯のオーディエンスを笑顔にさせていくのは、さすがだ。

ラストは、これまた盛夏が似合う“北谷グラフィティ(amigo edit)”。ポップで、花火のようにガンガンと打ち上がるビートに、いつのまにかシャツを脱いで、肉体美を魅せラップをきめるadios a.k.a YUTAKAに歓声があがる。各々の個性を全開放している器の大きさが光る、遊園地的なユニット、30分ではまだまだ遊び尽くせない!(吉羽さおり)




この3日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2013」は9月上旬発売予定です! 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。
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【アスタラビスタ】過去の ROCK IN JAPAN FESTIVAL クイックレポート