Nothing's Carved In Stoneの機材が撤収された後、舞台上にモニタースピーカーだけがセッティングされているLAKE STAGE。そしてLAKE STAGEを埋める多くのオーディエンス……そう、R＆B／ポップ・ミュージック・シーンをリードする日本屈指のアイコン＝加藤ミリヤが遂にROCK IN JAPAN FESTIVAL初出演！ 男女ダンサー6人を率いてオン・ステージした加藤ミリヤ、「Are you ready for party？ 声出していこうぜ！」といきなりエナジー全開。そこへ響き渡る至上のサマー・チューン“HEART BEAT”のイントロに、オーディエンスの熱量は一気にピークを超えていく。「みんな一緒に！ この曲知ってますか！」というコールとともに巨大なシンガロングの輪が生まれ、ダンサーと一丸となっての加藤ミリヤの激しいダンスが、そしてパワフルで伸びやかな歌声が、観客1人1人のハートを掴んでいく。
ダンサー・チームとの熱演の後は「みなさん楽しんでもらってますか？ OK！」「みなさんの声、聞きたいんですけど！」と高らかなコール＆レスポンスを巻き起こしたり、1人でさらに会場の温度を上げていく彼女。「私のこと知ってますか？ ROCK IN JAPAN FESTIVAL、初参戦させていただきます。よろしく！ 私のライヴ初めて観るって人、どれくらいいますか？」の声に、LAKE STAGE一面に手が上がる。「ほとんどじゃん！ 初めてって感じしなかった！(笑) 今日はみんなが知ってる曲をたくさんやれればいいなと思って……」と言って披露したのは、“今夜はブギー・バック”のカヴァー！ ステージ・エリアの外にまであふれるほどのオーディエンスが、この瞬間の熱気と高揚感を抱き締めるように、ゆったりと身体を揺らしながらシンガロングしていく。
THE BLUE HEARTSの“リンダ リンダ”をサンプリングした“BABY!BABY!BABY!”では再びダンサー・チームとともにLAKE STAGEをでっかい熱気で包んでみせた彼女。「暑いね！ みなさん暑くなってきましたか？ 今日も最高です！ ありがとうございます！」という言葉に、あたり一面から熱い拍手が巻き起こっていく。「最後はバキバキで！」という彼女の言葉どおり、ラスト・ナンバー“EMOTION”では彼女の艶やかでしなやかな歌声がハードなビート＆激しいダンスとともに炸裂。ROCK IN JAPAN FESTIVALに新たな1ページが刻まれた瞬間だった。（高橋智樹）
この3日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2013」は9月上旬発売予定です！ 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。
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