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「やっちまおうぜ! ROCK IN JAPAN!!」(越智)という掛け声と共に鳴らされた冒頭の“サンライズ”からWING TENTに狂騒を巻き起こしたのは、大阪発のメロディック3ピース・BUZZ THE BEARS。リミッターがぶっ壊れたようなビートで猛烈にスパートする3人に負けじと応戦するオーディエンスを見渡して、「準備はできてるみたいやな? 行くぞー!!」と越智はさらにフロアを煽ってみせる。

そこから“サタデーナイト”、“ダーリン”と、まさに「熊」という名前の通り、獰猛にフロアを盛り上げていく彼ら。ひと息ついた池田は、「ROCK IN JAPAN、僕たち初めてなので、これからも長い付き合いでよろしくお願いします!」と初出場の喜びを語り、体調不良で7月のライヴを数本キャンセルせざるを得なかった最後尾の桑原も、軽快かつ疾走感に満ちたビートを繰り出してみせる。

「一生懸命がんばっとったら、必ず明日は晴れるから!」「俺らはROCK IN JAPANにライヴしに来たんじゃないの。ドデカい花火を上げに来たんですよ!!」、観客に語りかける言葉の一つ一つがフロアを沸かせ、汗まみれの実戦で鍛えたライヴバンドとしての力量をこれでもかと見せつける。なかでもバラード調の前半から一気に爆裂2ビートへと雪崩れ込んだ“約束”での盛り上がりはすごかった。場内がライヴハウスさながらの濃密な熱気に満たされるなか、「全員、身体揺らして行きましょう!!」と呼びかけた最終曲“全てを”で今一度クライマックスへ――。心と身体を揺さぶらずにはいられない熱量過剰なパフォーマンスは、まさにBUZZ THE BEARSの真骨頂。9月に投下予定のフル・アルバム『GOLDCAGE』がますます楽しみになったステージだった。(奥村明裕)





この3日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2013」は9月上旬発売予定です! 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。
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【BUZZ THE BEARS】過去の ROCK IN JAPAN FESTIVAL クイックレポート