昨日はRIP SLYMEでGRASS STAGEに登場し、広大なフィールドを丸ごとアゲ倒してくれた彼が、一夜明けた今日は「ソロアーティスト・PES」としてPARK STAGEに登場! 猫(通称:Pepes)の被り物でオンステージしたPESは、「どーもー! みなさん調子はどうですか? 楽しんでますか? セイ・ホーオ!」と巧みなコール&レスポンスでオーディエンスとの距離を縮め、いい感じにあったまったところで「OK、楽しんで行ってみよう!」とギターを奏でながら“素敵なこと”にライド・オン。海風のような心地良いグルーヴに観衆はすぐさま共鳴し、フィールドには瞬く間にサマーな雰囲気が広がっていった。
「ワタクシ、RIP SLYMEという賑やかな5人組のラップ・グループで音楽活動させていただいているんですけれども。そちらでは『Yo! 』とか多いんですけど、僕のは壮絶なほどまったりしたライブになると思うんで(笑)。みなさんも気軽に楽しんで行きましょう!」との丁寧なイントロダクションに続いて、「スペシャルなゲスト、俺のマイメンたちを呼びます!」と4人のラッパーたちを呼び込んだ“この夜は終わらない”では一転してパーティ・モードへ。「さっき『まったり』って言ったのにいきなりこういうことになりまして、大変申し訳なく思ってますけども……」と謝罪しつつ(笑)、続く“シーサイドラバーズ”では再び1DJ+PESというミニマムなスタイルで熱唱。こんなフレキシブルかつ多彩なアウトプットはソロ・プロジェクトならではの楽しさだろう。終盤は再びラッパーを交えた“パーティーはどこだ!”で盛大にフィールドをバウンスさせ、ラストナンバー“女神のKISS”演奏前には「写真を撮らせてもらってよろしいでしょうか?」とみんなで記念撮影。「この町内会的なリラックスムード(笑)」とPESは笑っていたが、アゲたりまったりしたり、緩急に富む展開が楽しくって本当にあっと言う間。いかなる表現形態でも漏れなくオーディエンスの笑顔へと結びつけてしまうPESは、やはり根っからのエンターテイナーなのだった。(奥村明裕)
この3日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2013」は9月上旬発売予定です! 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。
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