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昨日とはうって変わってのひじょうに夏らしい暑さ。テント内の気温もぐんぐんと上昇しているところに登場したのは、7月にミニ・アルバム『DA NOVΛ』でメジャー・デビューを果たした、大阪出身ラッパー、SHUN。そのミニ・アルバムに収録されている、“Tokyo Chaser”でショーはスタートした。

DJとダンサー2人とともにステージに登場するや、オーディエンスに手拍子をうながし、そしてダンス! 小さなころからダンスをやっていたそうで、そのキレのよさと、ダンサー2人とのコンビネーションに、歓声があがる。初登場で、がっちりとオーディエンスの心を掴み、「まだまだいくぞ!」と、“Move On Up”へ。ファットなダンスビートにのせ、攻めのラップを繰り出し、ステージをフルで使いながら、ジャンプをさせ、コール&レスポンスさせと、間髪いれずにアゲていく。「初めて観る人も多いだろうから、緊張してたんねんけど――」と、MCで言っていたが、とてもそんなふうには見えないくらい、華があって、数々のステージを渡り歩いてきたタフさもうかがえて逞しい。

やんちゃに、ガンガンとオーディエンスを煽って盛り上げていくラップから、“Teach Me Love”のミディアムなバラードも歌いこなし、「まだまだ、休ませへんで!」と再度ダンサーが登場して、キレのあるダンスも魅せてくれるSHUN。ミニ・アルバムのプッシュ曲“LOOKΛME”の、熱いダンス・チューンで、「手をあげろ!」と大きな声で呼びかける。フロアーは歓声と手拍子で、一体感が増していった。

「普段もダンスを踊ってて、ワンマンではがっつり踊ってるのでよかったら来てください」と、しっかりアピールをして、「この1曲をばっちりキメにきてるので、ラスト、みんなの声聴かせてもらっていいですか。最高の声で、返してください! さ、わ、げー!」。この声をスタートに、ラスト“BEST MAN”で、ド派手に盛り上がっていく。ステージを右へ左へと動き、会場を指揮するように声をあげさせ、笑顔でアッパーなパーティを締めくくった。21歳のニューカマー、SHUNの名をがつんと轟かせたステージだった。(吉羽さおり)






この3日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2013」は9月上旬発売予定です! 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。
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