amazarashi

2016年の終わりに降り注ぐ、凄絶なる福音

COUNTDOWN JAPAN 16/17、ここGALAXY STAGEもいよいよ開幕! 「amazarashiでフェスを始められることを誇りに思います」という『ROCKIN'ON JAPAN』総編集長・山崎洋一郎の前説に続けて、GALAXY STAGEに轟く“後期衝動”! ひと言ひと言、聴く者の心に直接叩き込んでくるような秋田ひろむ(Vo・G)の絶唱が、舞台を覆う紗幕をスクリーンとして映し出されるハイパーな映像と一丸となって、メッセの大空間をびりびりと震わせていく。

この日のアクトでは、来年2月にニューシングルとしてリリースされる新曲“命にふさわしい”も披露。「心さえ無かったなら」という凄絶なリフレインとともに、無数の「心」の文字が壊れていく――音楽と映像が渾然一体となって生み出される、熾烈なるコンセプチュアルアートの風景に、誰もが魔法に魅入られたようにステージをじっと見つめている。

「もう今年も終わるんで。比較的前向きな曲を2曲やって、今年のamazarashiは終わりにしたいと思います」という挨拶に続けて、「ライブも、今日という日も、人生も、ほっといたって終わるものは終わる」と秋田は熱く言葉を突き上げていく。
「夕日が真っ赤に燃える頃、ひとつが終わって、ひとつが始まる。『まだ何も始まってない』という名前の、あんたの物語が今から始まる。ここに讚えよ、愚かな人生を! クソッタレと言え、無様な今日までを! あんたの明日に幸あれ!」
渾身のメッセージとともに鳴り渡った“ジュブナイル”“スターライト”が、2016年の終わりに降り注ぐ福音のように広がっていった。(高橋智樹)

「ROCKIN'ON JAPAN3月号」(1/30発売)の付録は、このフェスのすべてを詰め込んだ特別別冊。全アクトのセットリスト、ライブ写真を完全網羅!

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