ニトロデイ（RO69JACK 優勝アーティスト） | COUNTDOWN JAPAN 16/17

MOON STAGE 12/30 11:40

「歴史を作る」強い意志を宿した若き轟音

早くも今年のCOUNTDOWN JAPANも後半戦。MOON STAGEに登場したのはアマチュアアーティストコンテスト「RO69JACK 2016 for COUNTDOWN JAPAN」の優勝アーティスト、ニトロデイ。小室ぺい（ギボ）、やぎひろみ（ジャズマスター）、松島早紀（ベイスオンベイス）、岩方ロクロー（ドラムス）という男女4人のメンバーで構成された平均年齢17歳、現役の高校生バンドだ。

SEはなし。真っ暗なままのステージに登場したメンバーが楽器をスタンバイすると、いきなり轟音をぶちかました。1曲目は“心臓”。PIXIESに影響を受けたというそのサウンドは、絶叫と平熱を繰り返しながら、狂気と紙一重にある日常を描き出していく。2曲目はギターの歪みと泥臭いグルーヴに、メロディアスなフレーズをのせた“センチメンタル領域”。「平成のブルース」なんてキャッチコピーをつけたくなるような、だが、その風貌はちょっと地味な感じもして、そのギャップもすごい。

MCでは「ニトロデイというバンドは、これから日本の新しいロックの歴史を作るバンドになります。今日ここはゴールじゃなくて、でっかい階段の一歩目です。歴史に名前が残るようなバンドになります」と、大きな夢を語った小室。叫ぶでも、熱弁するでもなく、淡々と大きな野望を口にする様子から、きっと彼は燃えるような情熱を内に秘めるタイプかもしれないと思った。寡黙だが、ゆえに衝動を全て音楽に込めるバンドなのだと。ラストナンバー“八月”の長いアウトロでは、その一音一音に、「時代を変えるのだ」と強い意志を刻むような4人の姿がとても印象的だった。（秦理絵）
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ニトロデイの音源・ライブ映像が視聴できるRO69JACKページはこちら
http://jack.ro69.jp/contests/jack2016cdj/artists/34553

次回のRO69JACKは、2017年2月2日（木）エントリー受付開始です！（3月23日（木）18時締め切り）
ニトロデイに続いて、フェスのステージに立とう！
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