三戸なつめ

MOON STAGEに現れた太陽のような女の子

「みなさんこんにちは、三戸なつめでーす!」と三戸なつめ、元気いっぱいに登場。早速届けた1曲目は“8 ビットボーイ”。両手で「8」のマークを作るなど、スタンドマイクの前で上半身のみを動かす振り付けがどこかレトロで愛らしい。対して“わたしをフェスに連れてって”ではハンドマイクに持ち替え、最前列付近をぐいっと覗き込んだり、遠くのほうへ笑顔を向けたり、ダンサー&オーディエンスと一緒になって阿波踊り風の振り付けを楽しんでいた。COUNTDOWN JAPANには今回が2年連続2度目の出場だが、フロアからのリアクションを楽しみながらステージを満喫する姿は昨年よりも頼もしく見えた。

「COUNTDOWN JAPAN、みんな楽しい? うちもめっちゃ楽しい!」と彼女の笑顔が花開くと、場内の空気は一段と和やかに。後にツアーの告知をした時も「そこの黄色いTシャツのお兄さん、どこから来ました? 名古屋? (ツアーで)行く~!」といったようにオーディエンスと会話をしていたが、そういう飾らないところが彼女の大きな魅力である。

キュートでポップな曲が続くなか、空気を変えたのが中盤に披露された“I’ll do my best”だった。「2017年、もし困難があっても、この曲をちょっとでも思い出して元気に進んでくれたらいいなと思います」という言葉のあとに放たれた、いつになく力強い歌声は多くの人の胸に刺さったことだろう。そんな特別な場面を経て、ラストは来年2月にリリースのシングル表題曲“パズル”をキッズダンサーとともに披露して大団円。天真爛漫な彼女がもたらす明るさ、そして懐の深さが垣間見えたライブだった。(蜂須賀ちなみ)

「ROCKIN'ON JAPAN3月号」(1/30発売)の付録は、このフェスのすべてを詰め込んだ特別別冊。全アクトのセットリスト、ライブ写真を完全網羅!

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