OKAMOTO'S | COUNTDOWN JAPAN 16/17 | クイックレポート

COSMO STAGE 12/30 17:00

やんちゃにロールし続ける、永遠のビューティフルユース

みんなのクラップの感じもチェックさせてよと、サウンドチェックで“うまくやれ”をぶちかましたOKAMOTO'S。オカモトショウ（Vox）は「まだテストだから」と言いつつ、一撃必勝のパンチ力でもってフロアを熱狂させたが、これもまだほんの、ほんの序の口。本番1曲目“BROTHER”で、理性を遠くまでぶっ飛ばされた。ストリートワイズなファンクチューンで、オカモトレイジ（Drs）のビートを軸に、ハマ・オカモト（B）のファットなベースとオカモトコウキ（Gtr）のギターリフが絡み合う。シンプルなループ感があるが、グルーブのダイナミズムが圧倒的。磨きがかったアンサンブルに、ショウのボーカルが、ワイルドにフロアを跳ね回っていく。ロックンロールの物語性と爆発感が凝縮された“ROCKY”の、骨太さも痛快だ。

新作『BL-EP』から2曲”Burning Love“と“NEKO(Remix) feat.呂布/MUD”を披露した。後者はライブ初披露のバージョンで、ヒップホップグループKANDYTOWNから呂布とMUDがゲスト登場し、賑やかに、しかし容赦なくフロアをかき回した。
「2016年最後の最後まで踊ろう」（ショウ）と熱々のフロアに放たれたのは最高にエネルギッシュなダンスチューン“Dance With You”。満員のCOSMO STAGEのフロアを軽々とのっけて揺さぶる、タフで図太いバンドサウンド、その威力と貫禄に驚かされる。しかし甘美でピュアな青春期を詰め込んだロックンロール“Beautiful Days”は、やんちゃに響かせる。OKAMOTO'Sの音には常に、4人でガッチリと手を組んで闘っているストーリーが見える。そんなところにもグッとくる。（吉羽さおり）

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