Aqua Timez

あなたのど真ん中で鳴らす「大丈夫だよ」

昨年に続きAqua TimezがCOUNTDOWN JAPANに登場! 会場いっぱいのオーディエンスがハンズクラップでメンバーを迎え、「Aqua Timezです、よろしく!」と太志(Vocal)が声をかけると、冒頭の《大丈夫だよ》のフレーズが光る“虹”でドラマチックにライブはスタート。OKP-STAR(Ba)、大介(Gt)、mayuko(Key)、TASSHI(Dr)を含めた5人のエネルギーがほとばしる音の塊。続く“ALONES”で更に熱気を上昇させる展開と、Aqua Timezらしいタフで堂々たるパフォーマンスに一気に引き込まれる。

「俺的には、メイン(ステージ)張ってるくらいの気持ちでやります!」と嬉しそうに語る太志。その後の“決意の朝に”のメッセージ、何度聴いても涙が零れそうになる大事な曲をここでまた演奏してくれたことが嬉しい。それはヒット曲が持つ懐かしさからではない、彼らがデビュー10周年を越えても誠実に真摯にひとつのメッセージを届けるアーティストだからだ。

「よくインタビューで『Aqua Timezは前向きな曲ばっかりですね』って言われる。でも前向きじゃない曲なんて、俺はこの国にいらないと思ってる。全然平和じゃないから。ほんとはこうやってみんなで盛り上がりたい、でもそれができない子もいるんだから、前向きになれるような歌を俺たちは歌っていきたい」と太志が語り、ラストの “生きて”を渾身の熱量でぶっ放す。目的意識、使命感、想いを伝えきるこのバンドの強さをまざまざと感じた。この年末の幕張に、そして私たちの心のど真ん中に、Aqua Timezがいてくれることを、とても嬉しいと思った。(上野三樹)

「ROCKIN'ON JAPAN3月号」(1/30発売)の付録は、このフェスのすべてを詰め込んだ特別別冊。全アクトのセットリスト、ライブ写真を完全網羅!

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