SAKANAMON

月まで鳴らす卑屈ロックのパワー

大歓声で迎えられる藤森元生(Vocal/Guitar)、森野光晴(Bass)、木村浩大(Drums)。“ミュージックプランクトン”でライブの口火を切ると、シーケンスと4つ打ちビートが高揚感を昂ぶらせる“マジックアワー”、歌うというよりほとんど叫ぶような“幼気な少女”と畳み掛けていく。まっすぐ前を見据え全力で演奏する。その姿に堂々とした貫禄めいたものを感じ、鳥肌が立ってしまった。今のSAKANAMONはちょっとすごい。


「4年連続出れてうれしいです! 今日はよろしくお願いします!」(森野)
「年中アゲアゲ言ってるんですが、今日で僕のアゲも納めることになりましたので、みんな言ってくれますかー? CDJアゲー!」(木村)
「2016年、とってもいい年でしたっていう人はあんまりいないでしょ。そういう人は音楽に救いを求めてない人たちだと思うんですよ。言いすぎか(笑)? でも来年どうなるかなんて誰にもわからないじゃないですか。どうせわかんないんだったら、期待したっていいじゃないですかっていう曲を聴いて下さい」(藤森)
そう言って最新会場限定シングル曲“クダラナインサイド”を叩きつける。


さらに「まだまだいけますかー!」(森野)と、拳を突き上げたくなる“PLAYER PRAYER”、赤と青の照明が似合うダンスナンバー“UTAGE”を投下。最後は「今年1年分の『つまんねえ』をここに全部置いていって、2017年は素晴らしい年を迎えましょう!」(藤森)と“TSUMANNE”でフィニッシュ。小細工は一切なし。バンドのカッコよさ、ロックの意義だけで勝利を獲得した素晴らしいアクトだった。(秋摩竜太郎)


「ROCKIN'ON JAPAN3月号」(1/30発売)の付録は、このフェスのすべてを詰め込んだ特別別冊。全アクトのセットリスト、ライブ写真を完全網羅!

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