POLYSICS | COUNTDOWN JAPAN 16/17 | クイックレポート

COSMO STAGE 12/28 19:00

20周年を迎えるポリ、しかし人一倍汗をかく

「トイス！」＆「師走！」コールで幕を開けた、POLYSICS。初日、COSMO STAGEのトリを担当する3人は、結成19年という貫禄たっぷりのキャリアを誇るが、その姿勢はつねに攻め。そして前のめり。ハヤシ（Guitar,Voice,Synthesizer,Programming）、フミ（Bass,Synthesizer,Voice）、ヤノ(Drums,Voice)共に、 “Introduction!” からフルスロットルで、 “シーラカンスイズアンドロイド”“Dr Pepper!!!!!”と突き進んでいく。助走はなし。フミのブリッブリに低音がきいたベースとヤノのビートがフロアを駆け巡って、観客をジャンプさせる。

“Dr Pepper!!!!!”は、いつもよりスピード増してないか？と思うほど、ヤノのビートがビシビシ体に当たるのがわかる。ハヤシがギターを鍵盤（ショルキー）に持ち替えた“MEGA OVER DRIVE”では、鍵盤をガタガタ揺らしてノイズをほとばしらせ、またはガンガンとボディを叩き、ガブガブ噛んで、訳のわからない音を投げつけてくる爆走ぶりだ。とにかく、いつになくソリッドなアンサンブルで、さらに「ぶちかましていきたい」（ハヤシ）とのたまう、振り切れたポリ。最高だ。

終盤も超高速ナンバーの“Shout Aloud!”と“SUN ELECTRIC”が続き、観客もまた連続ジャンプの壁を越えていく。ラストの、“ドモアリガトミスターロボット”で会場が多幸感に包まれたのは、観客から溢れ出るドーパミンのせいか。
アンコールの声に応えた3人は、新曲を披露！そして畳み掛けるように破壊力満点の“Buggie Technica”をフロアにぶつけ、「よいお年を！」と、これまた全速力でかけ抜いていった。（吉羽さおり）

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