KREVA

闘争の現在、勝利の未来

入ってくる参加者たちへの「早くー!」という絶叫が第一声、“Na Na Na”でスタートしたKREVAのステージ。続く“基準”でサングラスをはずして不敵に笑い、“ストロングスタイル”では真紅のライトを浴びながら《誰が言える???》のリフレインをオーディエンスに求める。シーケンスのキレ、バンドのゴツゴツしたグルーヴ、そして「自在」という言葉そのままみたいな声。何から何までかっこよすぎる、もう。
「今日はね、 3回しゃべるところがあるんです。1個目に言えることは、今この瞬間にこの場所にいてくれてありがとうってことだね」
“王者の休日”と“トランキライザー”で軽やかにオーディエンスをうねらせ、「2個目に言いたいのは、せっかく集まったんだったら一緒に楽しもうぜ!」というフリから突入した“Have a nice day!”では「Hey!」「Ho!」とフロアいっぱいに腕が振られる。“C’mon, Let’s go”では途中で曲を止めてひとり芝居、キックを連発。

「さあきた 3ヶ所目。ここで伝えたいのは、来年の2月1日に、4年ぶりらしいです、俺のアルバムが出ます! タイトルは嘘と煩悩』、なぜかというと嘘は800で煩悩は108、合計で908、俺!」
そしてその『嘘と煩悩』から新曲“居場所”を披露。《壁を動かせ 守るだけじゃ増えない居場所》という必殺の一行を持つ、苦さや重たさをずっしり含みながらもポジティブな言葉が美しいメロディに乗って放たれる、めちゃめちゃいい曲。初期の名曲“音色”をさらに研ぎすませた感じ、とか思っていたら、続く最後の曲がまさに”音色”だった。いついかなるところでも戦ってきたKREVA、2017年は何度目かのその成果の年になるのかもしれない。(兵庫慎司)

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