TOTALFAT

「唄え、踊れ、泣け、笑え」で記憶更新!

SEの“SING WITH US!!!!!!!!!!!!!!!”が流れた瞬間、盛大なハンドクラップと大歓声が沸き起こる。スタート前からTOTALFATの愛されっぷりを見せつけられたが、本編はこんなもんじゃない。「幕張準備はいいか! 人差し指を高く掲げろー!」とJose(Vo/Left-Gt)が促し、“ONE FOR THE DREAMS”の口火が切られる。ずっしり重いビートと極上のメロディに、オーディエンスは飛び跳ね、踊り、バンドサウンドに負けないくらいのシンガロングを轟かせる。

それでもまだまだ満足しないJoseは、「みんなと歌いてえなー、一緒に歌ってくれますか?」と“Place to Try”へ。響き渡るのは、《Forever/君はひとりじゃない/涙こえて/君と進んでいこう》の割れるような大合唱。彼らはとにかく愚直にライブをしまくり、曲を作り続けてきた。そのライブバンドとしての地力だけでこれだけの絶景を作ってしまうという事実に、胸がアツくなった。

タオルによる旋風が吹き荒れた“夏のトカゲ”を経てShun(Vo/Ba)のMCタイム。「俺ら史上最高にアガっちゃってんじゃないですかね、今日の幕張メッセ!」、「連れて来たいんだ、みんなを最高の2017年に。つながってこうぜ。今日という日を迎えられなかったやつもたくさんいる。そいつらの分まで連れてこうぜ。今日が命日の大事な仲間へ向けて、この曲を送ります!」。そして、全身全霊の“This Life”が届けられた。終盤はまさに怒涛。“宴の合図”、“Room45”などと畳み掛け、“PARTY PARTY”で瞬く間にフィニッシュ。「2017年もアツく生きてこうぜ」(Shun)の言葉を残し、堂々とステージを去っていった。(秋摩竜太郎)

「ROCKIN'ON JAPAN3月号」(1/30発売)の付録は、このフェスのすべてを詰め込んだ特別別冊。全アクトのセットリスト、ライブ写真を完全網羅!

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