lecca

太陽のような輝きで咲かせた笑顔の花

COUNTDOWN JAPAN 12/13以来、4年ぶりの出演となるlecca。ステージは本人不在のなかジャムセッションから始まり、満を持してleccaが登場。ミドルテンポの“My measure”からじっくりと心地好い空間を構築していく。間髪入れず「今年はこんなに楽しい音楽ができました。来年はもっと楽しいこと作るぞ!」と、“ミソ-gal 〜 はっちゃけ 〜 紅空”のメドレーへ。特に“紅空”はキーボードの美しさが際立つスロウな展開から、タオルを振り回す高速ビートへと激変。お客さんもタオルで応戦し、熱狂が渦を巻いて加速していく。

次に歌われたのは“マタイツカ”。彼女の歌はとてもポジティブだ。サウンドも明るい。それに終始満面の笑顔だから、観ているこちらまで微笑んでしまう。しかしこの曲の、《きみを最後まで 不安にさせないよう/返すなら この日の笑顔/いま 泣いたら見えなくなる ねぇ またいつか》という一節を聴くと、いつも心まで明るいわけではないのかもしれないと思う。ただ、だからこそ、その笑顔には強さが宿るのだと思う。だから太陽のように聴く人を照らせるくらい、輝くことができるのだ。

あっという間に終盤。「行こうよ、前を向いて!」という言葉とともに“前向き”を届けると、あたりを包むのは力強くもやさしいピースフルな空気だ。「最後は体を動かして声を出してもらおうと思います!」と自身も飛び跳ねながら呼びかけると、“バタフライエフェクト~ちから”へ。コール&レスポンスを促したり、左右にステップを踏んだり。ステージにもフロアにも、たくさんの笑顔の花を咲かせる素晴らしいアクトだった。(秋摩竜太郎)

「ROCKIN'ON JAPAN3月号」(1/30発売)の付録は、このフェスのすべてを詰め込んだ特別別冊。全アクトのセットリスト、ライブ写真を完全網羅!

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