マキタスポーツ presents Fly or Die | COUNTDOWN JAPAN 16/17

MOON STAGE 12/28 18:30

4日早い『爆笑ヒットパレード』、幕張で開催

①演奏のうまさにびっくりしがち（特にギタリスト、セ☆インの速弾き）。②ボーカルのDar'k～nessに「なぜ我々のところへ来た？」とかいじられると喜びがち。③で、心おきなく爆笑しがち、そして盛り上がりがち。

以上、「フェスとかでマキタスポーツ presents Fly or Dieのライブを初めて観た人あるある」でした。あ、あと、④2016年1月にファーストアルバム『矛と盾』が出てからというもの「ライブでやってる曲、入ってないじゃねえか」「要は入れると差し障りのある曲だらけなんじゃねえか」ということが明るみに出がち。というのも、あります。
というわけで、本日もおおむねそのとおりの、それはもうすばらしい、「おもしろきゃいいのか？」と「おもしろきゃいいんだ」がせめぎ合った末に後者が圧勝するライブがくり広げられました。

全6曲のうち『矛と盾』収録曲は、ラストにやったアルバムのタイトルチューンだけ。いじってることが公になるといろいろめんどくさい某所の某曲を、電気グルーヴでいうと”Shangri-La”のシルヴェッティ“スプリング・レイン”くらいまるまる使った1曲目、某大手ファストフードチェーンをネタにした2曲目と、ライブで定番＆鉄板の2曲を並べてスタート。続くMCで“世界に一つだけの花”を歌ってさらにお客さんをひっつかみ（夏にやってウケたので味をしめたのか？）、これまたそのまま書くといろいろアレなメンバー紹介を経て、黒夢の“少年”へのオマージュだというスカチューン“中年”、そして“放火魔だもの”を経て“矛と盾”へ──。
ああ、笑った。なんか悔しいのはなんでだろう。（兵庫慎司）