感覚ピエロ | COUNTDOWN JAPAN 16/17 | クイックレポート

ASTRO ARENA 12/29 15:45

まっすぐピュアで熱い、感エロ劇場

サウンドチェック時からピコ太郎の“PPAP（Pen-Pineapple-Apple-Pen）”と“O・P・P・A・I”をコラボさせてASTRO ARENAを盛り上げたのは、COUNTDOWN JAPAN初登場の感覚ピエロ。この日のためだけの出囃子も準備したり、ステージにかける熱量にもグッとくる。そんな気合い十分の感エロのステージは、西尾健太（Dr）のダンサブルなドラムビートに、エモーショナルな横山直弘（Vo・G）の歌が絡む“Japanese-Pop-Music”でスタートした。そして、「ぶっ飛ばして行こうぜ、CDJ！」（横山）と、“加速エモーション”で、スピードを上げてサウンドをドライブさせる。

会場が熱くなったところで横山は「でっかい声が出せますか」とフロアからスタンド席まで巻き込んで、おっぱいコールを指揮すると、ドラマの挿入歌にもなった“O・P・P・A・I”で、ガンガンと観客の興奮を煽る。秋月琢登（G）のソリッドなギターやキレのあるドラムにコブシを突き上げ、ステージを跳ねまわりプレイする滝口大樹（B）に歓声が上がる。曲ごとに会場がぎゅっと一体化し、熱を帯びるのを肌で感じる。「初めてCDJに出させてもらうのでどうなるかと思ったけど、おっぱいおっぱい言ってくれて嬉しいです」と告げた横山は、「一緒に踊ろうぜ！」と“A-Han!!”へと繋いだ。

初登場で、朝早く来てビクビクしながら誰もいない広いフロアを見たこと、ここが埋められるのか？と思ったことを正直に語った横山。そして「ごめん、信じていいみたい。これからもあなたたちのことを信じます」と言い、みんなをいちばんでかいステージへ連れて行くことも高らかに宣言した。最後の曲“拝啓、いつかの君へ”はいつも以上に青臭く、この日このステージの力強いアンセムとして響きわたらせた。（吉羽さおり）