上白石萌音

神ってる歌姫、幕張に降臨!

COSMO STAGEに初々しい初登場を飾ってくれる18歳、上白石萌音! 白いロングワンピースで登場した彼女は、自身が主人公の宮水三葉を演じた映画『君の名は。』の主題歌のひとつでRADWIMPSのカバー“なんでもないや(movie ver.)”を1曲目に披露。冒頭のアカペラから一気にオーディエンスの心を鷲掴みにする。会場には神聖な緊張感がほとばしるものの、彼女は柔らかな笑顔。やはり凄まじい存在感と表現力だ。

「もう12月28日、ほんとに今年は早かったです。映画『君の名は。』に出させていただいたり、『ちはやふる』や『溺れるナイフ』も公開されました。10月には歌手デビューもさせていただくなど、夢にも思っていない経験をたくさんさせていただき、毎日が飛ぶように過ぎていきました。今日は私にとって今年の仕事納めでもありますので、悔いのないように歌わせていただきます」と語ると、“変わらないもの”“366日”とバラードを続けて披露。息遣いひとつにも想いが宿るような繊細な歌に、COSMO STAGEに集まったみんなで耳を澄ませた。ゆったりとした曲調においても1曲の数分間で物語を演じきるような歌への集中力はさすがだ。女優でもある彼女ならではの歌を、惜しみなく披露してくれる。


「では、ここからは雰囲気を変えてみなさんと楽しんでいけたらと思っています。一緒に歌って盛り上がりましょう」とテイラー・スウィフトのカバーで“YOU BELONG WITH ME”を、時々、飛び跳ねたり笑顔を見せたりしながらすがすがしく歌い上げた。そして「次が最後の曲です。今この瞬間しか歌えない曲を歌います!」と“前前前世 (movie ver.)”を熱唱。その堂々たるステージングにシンガーとしても底知れぬ可能性を確信した。(上野三樹)

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