Shout it Out | COUNTDOWN JAPAN 16/17 | クイックレポート

MOON STAGE 12/31 22:35

若き衝動を「今」に刻み、歩み続ける覚悟

メジャーデビュー直後にメンバーがふたり脱退。2016年は躍進と困難を乗り越えながら駆け抜けてきたShout it OutがCOUNTDOWN JAPANに初参戦！この日はギターとベースにサポートメンバーを迎えてのステージだ。「大阪堺、Shout it Outはじめます！」、山内彰馬(Vo.& Gt)の第一声と共にフロアに勢いよく投げかけたのは、ティーンネイジャーが抱く焦燥や戸惑い、葛藤や憂鬱をぐちゃぐちゃに丸めたような楽曲たち。“光の唄”“若者たち”“逆光”を間髪入れずに畳みかけていった。

「2016年は僕らにとって山あり谷ありでした」と切り出したMCでは、メジャーデビューの4日後に20歳の誕生日を迎えたこと、その2ヶ月後にメンバーが脱退したことに触れて、「皮肉なものですが、ふたりになったことで周りにいる人の大切さに気付きました」（山内）と語りかけた。そしてメンバーがふたりになって初めてリリースされた“DAYS”では、《終わらない夢をいつまでも見よう》と絶唱。細川千弘(Dr)が頭を激しく振りながら繰り出す怒涛のドラム、山内が全身から迸る衝動をぶつけるように掻き鳴らすギターと歌は、曲が進むにつれてヒートアップしていった。

最後のMCでは「2017年が終わる頃には、今年は良い年だったなあって言える1年になるように歌います！」と、メジャーデビュー曲“青春のすべて”へ。《僕らはいつだって　ここで今を生きている》――かけがえのない「今」を積み重ねた果てに、Shout it Outはどんな場所へと辿り着くのか。彼らの《終わらない夢》をここから一緒に見届けたい。（秦理絵）

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