東京スカパラダイスオーケストラ feat. Ken Yokoyama

スカとパンクが響き合う、反骨の祝祭空間

クリープハイプに続いて、ここEARTH STAGEに登場するのは東京スカパラダイスオーケストラ feat. Ken Yokoyama! 冒頭からスカパラとともにギターを抱えた横山健がオンステージ、10人全員のソロパートも盛り込んだ“Paradise Has No Border”に湧き上がる大歓声!
さらに、「Ken Bandの曲を、スカパラ兄さんが素敵にアレンジしてくれました!」という横山のコールから流れ込んだのは“Punk Rock Dream”! 今年6月リリースのシングル『道なき道、反骨の。』から生まれたスカパラ&横山の絆が、至上のコラボアクト越しに2016年の終わりを熱く染め上げてみせる。
「楽しんでる人間が一番強いんだよ! お前ら最強だよ! 闘うように楽しんでくれ!」という谷中敦(Baritone sax)の言葉に象徴される開放的なモードが、“SKA ME CRAZY”“ルパン三世'78”などスカパラ・アンセム群とともにフロアをがっつり揺らしていった。

そして終盤。「Hi-STANDARDが世の中に出てきた時って、ハイスタみたいなバンドなかったじゃない? スカパラもそうだったんだよね。そういう意味で、俺たちは道なき道を進んできたんだなあと」と感慨深げに語る谷中。「今年は自分にとっても、すごく節目になるんじゃないかなって気がしてます。その中で、次に歌う曲に出会って、俺はすごく嬉しかった。道の歌だよ! 思い立ったら、これだって信じたら、行くしかねえ!」と想いを語る横山。歌う楽曲はもちろん“道なき道、反骨の。”! まったく別の道を進んできたスカパラと横山が、その歌と音を熱く共鳴させる、最高の名場面だった。(高橋智樹)

「ROCKIN'ON JAPAN3月号」(1/30発売)の付録は、このフェスのすべてを詰め込んだ特別別冊。全アクトのセットリスト、ライブ写真を完全網羅!

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